スペインのカタルニア・サーキットで行われた第1回F1合同テスト初日の27日、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグは9位だった。
今季フォース・インディアからルノーに移籍したヒュルケンベルグは、R.S.17を初めてドライブ、57周を走行し、1分24秒784のタイムで11人中9番手となった。
「新しいチームで違うタイプのF1マシンを経験した、エキサイティングな初日だった」とヒュルケンベルグ。
「これから一気にたくさんのことを学習していくことになる。そのスタート地点の今日、コース上での感触は大きく異なっていたし、たくさんの新たな発見もあった。以前のレギュレーションでのマシンと比べると明らかに速く、ドライビングも楽しい。コーナーでのダウンフォースが多くなったことが、はっきりと分かる」
「トラブルと無縁な一日だったわけではないけれど、新しいチームで良いスタートが切ることができたよ」
シャシー担当テクニカルディレクターのニック・チェスターは、トラブルはあったものの有意義な一日だったと述べている。
「望んでいたほどの周回数は走れなかったが、新車R.S.17のテスト初日としては生産的な一日だった。この新しいマシンが要求するバランスを理解するという点で、好ましい前進が遂げられたし、明日に向けて、良い方向性を得ることができた」
「ニコがマシンに乗り、一日の終わりにはロングランも行うことができた。それによって研究すべき多くのデータが得られたのは素晴らしいことだ」
「フロントブレーキのダクトに発生したいくつかの問題解決のために走行時間を失いはしたものの、コントロールはできている。全体的に見れば、たくさんのことを学ぶことができた」