トップへ

ナ・ホンジン監督ら、半年間の撮影を振り返る 『哭声/コクソン』特別映像

2017年02月28日 12:13  リアルサウンド

リアルサウンド

(c)2016 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION.

 3月11日に公開される映画『哭声/コクソン』の特別映像が公開された。


参考:深田晃司監督が語る『淵に立つ』の海外展開、そして日本映画界への提言「現場に理解のある制度を」


 本作は、『チェイサー』『哀しき獣』のナ・ホンジン監督最新作となるサスペンス・スリラー。平和な田舎の村で起きる異常な連続殺人事件を追う警察官のジョングが、次第に事件に巻き込まれていく模様を描く。『悪いやつら』のクァク・ドウォン、『ベテラン』のファン・ジョンミン、『ハン・ゴンジュ 17歳の涙』のチョン・ウヒのほか、平和な田舎の村に大きな変化をもたらす“よそ者”役で國村隼が出演している。


 このたび公開されたのは、本作の半年間にも及ぶ撮影に迫った特別映像。インタビュー映像では、ホンジン監督が「僕が感じている社会の雰囲気を映画にしたかったんです。じわじわとスリル感を高めていく映画が作りたかった」と前作『哀しき獣』との緊張感の違いを解説。


 主人公の警察官ジョングを演じたドウォンは「6ヶ月間娘を助けるため、夢中で撮影した。大変でした」と撮影時の様子を振り返る。そんなドウォンについてホンジン監督は「まるで射撃精度の高い銃ですね。絶対に命中します」と称賛。


 祈祷師イルグァン役を演じたジョンミンは「こんなシナリオは久しぶりです。10年経ってもこんな映画は出てこないでしょう」と断言し、7分以上にも及ぶ除霊シーンについて「我を忘れて跳ね回りましたが、自分でも驚いた瞬間がありました」と語った。


 平和な村を混乱に陥れるよそ者を演じた國村隼について、ホンジン監督は「彼はカメラの中での自分の役割を正確に把握しています」と褒め称え、國村も「ジャンルとしても今まで誰も観たことのない映画」と作品を絶賛している。(リアルサウンド編集部)