スペインのカタルニア・サーキットで行われた2017年第1回F1合同テスト初日の27日、フェルナンド・アロンソがマクラーレンMCL32・ホンダのステアリングを握った。しかし早々にパワーユニットの問題に見舞われ、満足に周回できずに終わった。
セッションスタート直後にアロンソはコースイン、インスタレーションラップを走ったものの、パワーユニットに異常が検知され、調査によってオイルシステムの問題であることが分かった。詳細な調査を行うためにパワーユニットが交換され、16時にアロンソはコースに復帰したが、全11人中最少の29周の走行にとどまり、タイムは1分24秒852で10位だった。
「もちろん、冬季テストを完璧な形でスタートできたとは言えない。少し残念だ」とアロンソ。
「大量に走行時間を失ったんだ。プレシーズンテストにおいて、それは理想的な状況とは言えない。だがこれが現状だ。僕らにはどうしようもない。この状況から学び、同じことが繰り返されないように対策することが重要だ。残りの3日で遅れを取り戻したい」
「29周しか走っていないので、今の段階ではマシンから判断できることはあまりない。初日の最初の数周はインスタレーションラップで、システムチェックが目的だからね。次に乗る日には本格的に走れるのを楽しみにしている。そうすればもう少し確かな評価ができるだろう」
「新規則の下で作られた新しい(F1)マシンのパフォーマンスやフィーリングを完全に評価するのはまだ早い。でも少なくとも見た目においては、よりF1カーらしくなったと思う。今後の数日でじっくり見ていく必要があるけれど、モチベーションは高いし、新しいチャレンジに立ち向かう準備はできている」