会社での嫌なこととして飲み会を挙げる人は多いが、中には飲み会が好きなあまり、嫌いな人の気持ちが理解できない人もいる。2月25日、2ちゃんねるにスレッドを立てた人物が、飲み会の楽しさについてこう書いた。
「タダ酒飲んでバカ騒ぎして最高やで 酔った上司の説教は適当に聞き流しとけばええし」
「話題がクソ、取引先の話とかどうでもいい」「馬鹿らしいぜええええええええ」
スレッドに寄せられた回答で多かったのが、「時間の無駄それにつきる」など、飲み会に費やす時間がもったいないという意見だ。
「自分の時間を会社に捧げて金までとられるというね…」
「時間 金でも無く気を遣うでもなく、ただただこの要素に尽きる」
参加者が会社の人であれば、「仕事の延長」になることは不可避だろう。当然ながら話題は仕事のことになりがちで、
「話題がクソ、取引先の話とかどうでもいい 終業後になんで仕事の話せなかんねん」
という不満も出ている。また、たとえ「無礼講」といっても、オフィスでの人間関係がそのまま宴席に持ち込まれる。目下の立場にある人なら、上司や先輩にお酌をしたり、注文を取るなど気を使いっぱなしで、疲弊するだけだ。これでは文句も言いたくなる。
またスレ主は「タダ酒」と書いているが、会社の飲み会だからといってお金を出してくれるとは限らない。会費制で自腹を切ることだってある。これに対しては、「金払って仕事してる気分」「サービス残業の方がよっぽどマシだわ、金も減らないし、仕事が進む」などのほか、
「飲みの時間はひたすら上司に媚び売って愛想笑いして本当に最悪の行事(中略)馬鹿らしいぜえええええ」
と痛烈に皮肉る人もいた。
「仕事の定時内+飲み代出してくれるなら毎日でもええよ」
また、そもそも会社や会社での人間関係が嫌いという気持ちもありそうだ。「会社の人間が嫌いなだけやぞ」「なんで残ってまで気を使いながらたいして好きでもないやつと一緒におらなアカンねん」などの意見もある。
「毎回、仲の良い先輩後輩とひたすら競馬予想で盛り上がっているから楽しい」と書く人がいたが、これを書いた人物は、少なくとも会社の人間関係が嫌いではないのだろう。別の人も、
「話が面白い上司とのみに行くのは大歓迎よ。問題は自分の自称武勇伝をひたすら垂れ流し、他人と共有できる話題が風俗とギャンブルしかないおっさん上司なんだよ」
と投稿している。飲み会が楽しいかどうかは、参加者次第だというのは考えられそうだ。
とはいえ、やはり決めては「お金」だ、とする人はいる。「金貰えるなら考える 」「仕事の定時内+飲み代出してくれるなら毎日でもええよ」などのほか、
「会社の飲み会なのに実費で行かなきゃならんのが嫌なだけで、会社もちや上司の奢りならいくらでも上司の愚痴聞きたり場を盛り上げるために何かして酒ジャンジャン飲むぜぇ」
と書く人もいた。