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マクラーレンF1の新カラーリングに賛否両論。「コアなファンを魅了」とブラウン

2017年02月27日 14:42  AUTOSPORT web

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バルセロナでシェイクダウンを行うストフェル・バンドーン
オレンジとブラックのカラーリングをまとったマクラーレンの2017年型車には、ソーシャルメディア上でファンから様々な感想が寄せられている。チームのエグゼクティブディレクターを務めるザック・ブラウンは、ニューマシンを擁護する発言をしている。

 チームは『MCL32』のカラーリングがマクラーレンの伝統色であるオレンジに戻ることをほのめかしており、24日の発表会に向けては期待が高まっていた。新たな外観を歓迎する意見もある一方で、バージンやスパイカーなど、かつてのバックマーカーを彷彿とさせるとの、嘲笑にも似た意見もある。

 ブラウンは、今回のデザインがコアなマクラーレンファンを魅了するだろうと確信しており、以下のように語っている。

「(マシン製作の)過程には、多くの人間が関わってきた。外観については何種類ものデザインを試し、様々な意見を得た。保守的なマクラーレンファンになら、リアに描かれた模様がマクラーレンのマークであることがわかるだろう。これも含めて、我々はこの明るいオレンジが最適だと考えた」

「マシンに近づいてみると、ブラック部分は異なる仕上げになっていることも見て取れる。エレガントでありながら、インパクトに満ちたものにしたかった。テレビ映りについても、とてもよく考えられている。フロントから見るとオレンジ一色のマシンだが、サイドから見るとそうではない」

「このカラーリングを素晴らしいと見るか、そうではないと見るかは主観の問題だと思う。個人的には気に入っている。100人に意見を聞いたら、大多数が気に入ることを願っているが、異なる見解もあるだろう」

 カラーリングと同様に、シャシー名も変更となった。1981年から使用されてきた『MP4』を取りやめ、2017年からは『MCL』を冠している。

 このオフシーズン中に、これまでチームを率いてきたロン・デニスから職を引き継いだブラウンは「伝統を忘れることなく、新時代の到来を示す変更を加えることが重要だった」と言う。

「我々には素晴らしい過去があり、誰が現在の我々を作り上げてきたかは、絶対に忘れるべきではない。マネージメント体制が変更になると、ロゴや社名が変わることがある。長い時間のなかで、リセットボタンを押すことになるのは自然な成り行きだ」

「マクラーレン・ブルバード(歴代のマシンが展示されたスペース)を歩きながら、セナやハッキネンのマシンを見るのが好きなんだ。我々はこれを、とても誇りに思っている。前進を続けて、あのような時代を新たに築き上げることを望んでいる」