先週24日の初めてのプレミアムフライデーを終え、ブルーマンデーをお迎えのみなさん、いかがお過ごしだろうか。金曜日の15時に仕事を終え、普段より長い週末を楽しめた方もごく一部いたようだが、ひょっとするとその方々も、次回は今回のようには楽しめないかもしれない。
なぜなら、3月の最終金曜日になる31日は年度末。一年で最も忙しくても仕方がない日だからだ。
今年は4回、2018年は6回も月末最終営業日と重なる
ツイッターでは早くも悲観的な声が相次いでいる。
「次のプレミアムフライデーは3月31日って言ってて大笑いしながらカレンダー見たらほんとに金曜日で草。お前なぁ…ド年度末を早く仕事終わる日にするとか無理難題すぎないか…よく考えろよ…ww」
「月末どころか年度末の最終日。そんな日に早く帰れなんて言われても絶対に無理だわ」
今年のカレンダーを見ると、3月以降の月も大分心配だ。4月はGW前の最終営業日。6月と9月も最終営業日と月末金曜日が重なる。
2018年はもっと悲惨だ。3月、4月、6月、8月、9月、11月が同様に最終営業日もしくは月末金曜日になる。今年は様子見をして、来年から導入をと考えている企業も少なからずあると思われるが、導入の際には、月末特有の忙しさとプレミアムフライデーの実施をいかに両立させるか、知恵を絞る必要があるだろう。
ネットでは、「プレミアムフライデー、そもそも月末の金曜日という繁忙日に設定したのは制度設計のミスかと」と指摘する人も。ただでさえ忙しい月末に勤務時間を減らされては、たまったものではない。
「プレミアムフライデーより、定時退社エブリデーにしてくれよ」
また、今回先陣を切って導入した企業の多くは大企業や公務員だが、その多くでは給料日が15日から25日の間に設定されている。そうした人たちのお財布は月末最終金曜日に潤っているのだろうが、給料日が月の最終営業日に指定されている人や月初の人にとっては、財布が寂しい上にお祭りムードにも参加できない「悲しみの金曜日」となり果てるだけだ。
ツイッターでは
「給料日前にプレミアムフライデーとかねーわ! 月初だろ、やるなら!」
「何だ、プレミアムフライデーって。よく見ろ。月末の給料日前のただの平日じゃねーか。」
と、怒りの声も目立つ。
先週金曜に座禅と博物館を楽しんだ安倍首相のFacebookにも
「プレミアムフライデーもいいですが、残業規制の強化を切実にお願いします」
というコメントが寄せられていた。ツイッターには「プレミアムフライデーより、定時退社エブリデーにしてくれよ」と、もっともな声も聞かれる。さて皆様、来月再来月のプレミアムフライデーは、無事実現できそうだろうか。