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『タイタニック』出演したビル・パクストン、61歳で死去 心臓手術の合併症で

2017年02月27日 11:43  Techinsight Japan

Techinsight Japan

素晴らしい役者だったビル・パクストン
映画『タイタニック』では、豪華客船タイタニックとともに海底に沈んだ財宝を探そうと海に繰り出すトレジャーハンターを演じた俳優ビル・パクストン。どのシーンも自然に演じた彼は見事で、主人公らと同じほどのインパクトを残し日本でも大勢のファンを獲得した。そのビルが、なんと61歳の若さで急死。死因は心臓手術後に起きた合併症だったという。

米時間25日に、大変素晴らしい演技に定評のあったアメリカの人気俳優ビル・パクストンが死去した。死因は心臓手術後に起きた合併症だったといい、遺族の代理人はこのような声明を発表している。

「実に辛いことですが、ビル・パクストンが手術後の合併症で死去しました。」
「愛情深い夫、そして父だったビルは、まずはハリウッドの美術部門でキャリアを積み、その後は数十年にわたってファンに愛され多くの作品に関わる俳優に、そして映画の制作者になりました。彼を知る全ての人が、芸術に対する彼の情熱を感じていました。また彼の温かさや衰えぬエネルギーは誰にも否定できぬものでした。愛する夫、大好きな父を亡くしたご遺族の願いを考慮していただき、どうかご遺族のプライバシーを尊重してください。」

またビルは心臓手術に不安を感じつつ、かつて一緒に仕事をしたことのあるダグ・リーマン監督にこのようなメールを送信していたという。

「幸運を願ってくれて、ありがとうございます。おかげで、この試練に立ち向かえます。」

そんなビルにつき、監督はこう語っている。

「大手術を前にしても、彼の楽観的な見方は人を明るくさせました。」
「彼は将来の話もしていたんですよ、一緒にしたいことの話もね。」

気になる合併症だが、一部メディアは「術後に起きた脳卒中だ」と伝えている。素晴らしい俳優で今後の出演作も決まっていただけに、ファンの受けた衝撃はあまりにも大きい。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)