トロロッソが26日、2017年シーズンに投入するニューマシン『STR12』を発表した。
テクニカルディレクターを務めるジェームス・キー主導のもとデザインされたニューマシンには、これまでとは全く異なるカラーリングが施されており、17年のトレンドであるシャークフィンが装着されている。
また、メルセデスのマシンと同様、突起のないフロントノーズを採用していることも確認できる。
16年はフェラーリの旧型パワーユニットで戦い、パワーが必要とされるサーキットで苦戦する場面もあったトロロッソだが、17年はふたたびルノーの現行型パワーユニットを使用することとなった。
しかし、23日にイタリアのミサノ・サーキットでシェイクダウンを行った際、新たに搭載したルノーのパワーユニットにトラブルが発生し、わずか6周でマシンがストップしたと報道されており、ルノーは現在、再発を避けるべくトラブル原因の分析を行っている。
STR12のステアリングを握るのは、チーム在籍3年目となるカルロス・サインツJr.と、16年にマックス・フェルスタッペンとトレードされるかたちでレッドブルから移籍したダニール・クビアトのふたり。
トロロッソの発表により、全てのチームが17年型マシンの発表を済ませた。第一回目の合同テストは27日より4日間、スペインのカタロニア・サーキットで行われる。