マクラーレンF1チームが24日、2017年型マシンMCL32・ホンダを発表、今年レギュラードライバーに昇格したストフェル・バンドーンが、新シーズンと新マシンへの期待を語った。
「僕にとって最高にわくわくする時間だ。ついにマクラーレンのフルタイム・レースドライバーになることができた」と新車発表会に出席したバンドーンは述べた。
シミュレーターでの経験から、今年のマシンは間違いなく速くなったとバンドーンは感じている。「コーナリングスピードを見ると、去年より大幅に速くなっている。ステップアップと言えるだろう」
バンドーンは、オレンジ&ブラックのカラーリングを含め、MCL32の外観に好印象を抱いたという。
「マクラーレンにふさわしいマシンに見える。そんなマシンを見ることができてとてもうれしい。カラーリングは過去と未来がとてもいい形で融合したデザインだ。1960年代と1970年代を象徴するオレンジを使いながら、現代的な要素がある。すごく気に入ったよ」
「マシン自体のデザインも素晴らしいと思う。細かい部分に美しいものがたくさんあるんだ。ノーズハンガーとか、バージボード、フロントウイング、これらはよく考え抜かれ、ものすごくうまく処理されている」
「幼いころからずっと待ち続けてきた瞬間を迎えることができた。長い時間をかけて、懸命に、注意を払って準備を整えてきた。冬の間に必死にトレーニングをしてきたので、フィジカルな面で今まで以上にいいコンディションができている」
「早く走りたくて仕方ない。やっとチャンスをつかんだんだ。準備万端整っているよ」
発表会でのインタビューで、ベテラン、フェルナンド・アロンソに挑戦していくかと聞かれ、バンドーンはチームメイトに挑むことより、チームをさらに前進させ、勝てる状態に戻すことに集中していくと述べた。