スポーツ専門テレビ局のJ SPORTSと、WTCC世界ツーリングカー選手権は、2017年からWTCCの全戦の決勝レースを生中継すると発表した。
毎年激しいレースが展開されているほか、テレビ向けにパッケージされたエンターテインメントとして、ヨーロッパをはじめ世界各国で高い人気を博しているWTCC。今季からはワークス初の日本人フルタイム参戦のドライバーとして、道上龍がホンダ・シビックWTCCで参戦することが決定しており、見逃せないシリーズと言える。
そんなWTCCが、テレビで視聴できることになった。2月24日、J SPORTSとWTCCは同時にプレスリリースを発行し、2017年から全戦の決勝を生中継することを発表したのだ。また、4月7~9日に開催される開幕戦モロッコは、予選も生中継されるという。
道上はWTCCの公式ホームページに対し「J SPORTSはスーパーGTを全戦生中継しており、モータースポーツのためのチャンネルと言えます。僕は長年参戦してきましたが、彼らは素晴らしい仕事をしてきてくれました」と紹介した。
「J SPORTSがWTCCのために、同様にいい仕事をしてくれるのは間違いないです。そして、日本のモータースポーツファンによりWTCCが親しみやすく、関心を高めてくれることを手伝ってくれると思います」
また、WTCCのプロモーターを務めるユーロスポーツ・イベントのフランソワ・リベイロ代表は「今回のJ SPORTSとの素晴らしい合意により、日本とWTCCは本質的に繋げられる。今回の生中継実現により、モータースポーツファンだけなく、新たなファンも獲得してくれることを期待している」とコメントを寄せている。
J SPORTSでは2017年に向け、WTCCのほかにもスーパーGT全戦の予選・決勝の生中継、WEC世界耐久選手権の全戦の放送を同時にアナウンスしている。すでに放送が開始されているWRC世界ラリー選手権やFIMスーパーバイク世界選手権等、今年も見逃せない番組が目白押しとなりそうだ。
J SPORTS モータースポーツホームページ
http://www.jsports.co.jp/motor/