サントリー美術館の六本木開館10周年記念事業が3月から開催される。
3月で東京・六本木に移転して10周年を迎える同館。1961年の開館以来「生活の中の美」を基本理念とし、移転を機に「美を結ぶ。美をひらく。」をメッセージに掲げて活動してきた。
開館10周年を記念した同事業は、5つの企画展、工芸ワークショップ、著名人と同館学芸員との「プレミアムトークシリーズ」、隈研吾による特別講演会で構成。企画展は3月29日から『絵巻マニア列伝』展、5月31日から『国宝「浮線綾螺鈿蒔絵手箱」修理後初公開 玉手箱(仮)』展、8月1日から『おもしろびじゅつワンダーランド(仮)』展、9月16日から『狩野派の確立者 狩野元信とその時代(仮)』展、11月22日から『フランス宮廷を彩ったセーヴル磁器(仮)』展の開催を予定している。
4月からトーク企画「プレミアムトークシリーズ」が開催。4月2日にはアーティストの舘鼻則孝、4月20日には古美術鑑定家の中島誠之助、5月13日には俳優の井浦新、9月25日にはミュージシャンの坂崎幸之助、10月8日には画家の山口晃、12月3日には女優の柴本幸が登壇する。また工芸ワークショップの講師には漆芸作家の室瀬和美、陶芸作家の前田正博、金工作家の大角幸枝が名を連ねている。スケジュールやイベントの参加方法などの詳細は『サントリー美術館六本木開館10周年』の特設ページで確認しよう。