スクーデリア・トロロッソが2017年型STR12のシェイクダウンを行ったが、ルノーのパワーユニットのトラブルで走行を切り上げたことが分かった。
23日、トロロッソは“フィルミングデー”としてイタリア ミサノでSTR12の初走行を行った。しかし、プロモーション目的での撮影は済ませたものの、規則で許可されている100kmの走行距離に達することはできなかった。
英AUTOSPORTによると、ルノーのパワーユニットのエネルギー・リカバリー・システムに問題が発生したということだ。
FOX SPORTSをはじめ複数のメディアが、トラブルは解決できずにこの日の走行はわずか6周で切り上げられたと伝えている。
昨年は1年落ちのフェラーリ製パワーユニットを使用していたトロロッソだが、今年は姉妹チームであるレッドブル・レーシングと同様にルノーのパワーユニットを搭載する。
ルノーは、ワークスチームの新車発表の際に、今季のパワーユニットに関し、メルセデスに追いつくため新しいコンセプトを採用、昨年とは95パーセント異なるものになったと明かしていた。
27日からスタートする公式テストでのトラブル再発を避けるため、ルノーは現在問題の分析を行っている。
STR12の正式発表は、プレシーズンテスト初日の前日、26日にスペイン バルセロナで行われる。