2月2日にトヨタが、13日にホンダがモータースポーツ活動の体制発表会を行ったことで、全日本スーパーフォーミュラ選手権の2017年のドライバーラインアップがほぼ確定。空席となっているSUNOCO TEAM LEMANSの1席には複数の外国人ドライバーの名前が挙がっている。
現在、最有力と考えられているのはルノーF1のリザーブドライバーを務めるセルゲイ・シロトキン。16年にはGP2でランキング3位を獲得しているロシア人ドライバーだ。
その対抗馬として名前が浮上しているのが、フェリックス・ロゼンクビストとアレックス・リンのふたり。ロゼンクビストはF3ヨーロピアンシリーズやマカオGPで活躍、今季はマヒンドラからフォーミュラEに参戦している。
ロゼンクビストは「フォーミュラEと唯一日程が被っていないカテゴリーで、スーパーフォーミュラには興味があるよ」とスーパーフォーミュラへの関心を認めている。
「最優先はフォーミュラEだけど、スーパーフォーミュラにも挑戦してみたいと思っている。もし、フォーミュラEでの活動に支障が出るようであれば、(スーパーフォーミュラではなく)別のGTカープログラムを検討するよ」
「(参戦するのであれば)決断は早めに下したい。ここ数日は(フォーミュラE第3戦)ブエノスアイレスePrixに集中していて、他のことは後回しにしていたからね」
もう1名のリンはウイリアムズの育成ドライバーで、先日にはフォーミュラEに参戦するDSヴァージンのリザーブドライバー就任が発表されたばかり。
今季はフォーミュラEのほかIMSAウェザーテック・スポーツカーチャンピオンシップやニュルブルクリンク24時間耐久レースにも参戦を予定しているほか、WEC世界耐久選手権への挑戦も視野に入れているとされる。