メルセデスF1チームのルイス・ハミルトンが、2017年に使用するヘルメットデザインを発表した。ハミルトンは、ファンからデザインを募り、選考作業にあたっていた。
1月、ハミルトンは、2017年にヘルメットデザインを一新することを決め、ファンの応募によって新デザインを選ぶと発表した。デザインを選ばれた応募者は、グランプリの現場でハミルトンと会い、サインが入ったフルサイズのレプリカをプレゼントされる。
現在のF1レギュレーションでは、ドライバーはシーズン中、1回を除き、ヘルメットデザインを変更することはできない。そのため、ハミルトンはファンがデザインしたヘルメットを基本的にシーズンを通して使用するものとみられ、F1ドライバーとして初の試みになる。
22日、ハミルトンは8000を超える応募デザインから選んだ作品をSNSで発表した。ブラジルのデザイナーが手掛けた作品で、ハミルトンが崇めるアイルトン・セナをトリビュートしたブラジルカラーがあしらわれたデザインとなっている。
「僕の(ヘルメットデザイン)レイアウトを発展させ、サイドに新しいストライプを加えたものだ」とハミルトンは新デザインを説明する。
「僕のヒーロー、アイルトン・セナへのトリビュートとして、グリーン、イエロー、ブルーのブラジルカラーがあしらわれている。ここに3つの星がデザインされているが、これは僕の3度のタイトルを表すものだ。全体的なイエローカラーは以前の自分のヘルメットを想起させる。キャンディアップルレッドがイエローとバランスよく加えられている」
メルセデスチームは、2017年型マシンW08を23日にシルバーストンで初披露する。