オーストラリアのフィリップアイランドで行なわれているスーパーバイク世界選手権シリーズ(SBK)のオフィシャルテストが、2日間の日程を終えた。
テスト2日目は午前、午後のセッション共にドライコンディションで行なわれ、ジョナサン・レイ(カワサキ)が午前中のセッションで記録した1分30秒545で総合トップに立った。レイは午後のセッションでは2番手に終わったが、3連覇に向けて準備を整えている。
総合2番手に1分30秒575でマルコ・メランドリ(ドゥカティ)、メランドリは午後のセッションではトップタイムを記録、2014年以来となるSBKフル参戦に向けて、順調に調整が進んでいることをうかがわせた。チームメイトのチャズ・デイビス(ドゥカティ)が1分30秒893で総合3番手に続き、今シーズンはドゥカティにとってタイトル奪還のシーズンになりそうだ。
総合4番手に1分31秒044でトム・サイクス(カワサキ)。サイクスは午前中のセッション終盤に転倒を喫したが、大きなダメージはなかった。初日トップのチャビ・フォレズ(ドゥカティ)は1分31秒226で総合5番手に。総合6番手に1分31秒293でレオン・キャミア(MVアグスタ)、総合7番手に1分31秒449でロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)が続いた。
サバドーリは午後のセッションで転倒を喫してしまったが、すぐに再スタートした。総合8番手に1分31秒629でアレックス・ロウズ(ヤマハ)、総合9番手に1分31秒673でジョルディ・トーレス(BMW)の順で続き、SBKルーキーのランディ・クルメナヒャー(カワサキ)が1分31秒783で総合10番手に。
アレックス・デ・アンジェリス(カワサキ)が1分31秒794で総合11番手、ユージン・ラバティ(アプリリア)が1分31秒881で総合12番手に、マイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)が1分31秒936で総合13番手に続き、開幕戦はニューマシンのデビュー戦となるニッキー・ヘイデン(ホンダ)は午前中のセッションでマシントラブルでストップ。1分31秒952で総合14番手となった。
マーカス・ライトバーガー(BMW)は1分32秒071で総合15番手、ロマン・ラモス(カワサキ)は1分32秒205で総合16番手、ジョシュ・ブルックス(ヤマハ)は1分32秒396で総合17番手、リカルド・ルッソ(ヤマハ)は1分32秒771で総合18番手に。
開幕戦がSBKデビュー戦となるステファン・ブラドル(ホンダ)は1分32秒796で総合19番手。以下、オンドレ・ジェゼック(カワサキ)が1分32秒856で総合20番手、アイルトン・バドビーニ(カワサキ)が1分33秒139で総合21番手の順となった。
スーパースポーツ世界選手権(WSS)ではパトリック・ヤコブセン(MVアグスタ)が1分33秒688で総合トップ。今年からMVアグスタに移籍したヤコブセンは午前、午後共にセッショントップでテスト終了。ただし、午後のセッションの終盤、2コーナーでマシントラブルに見舞われ、コース上にオイルが出たため、セッションは赤旗となり、そのまま終了となった。
総合2番手に1分34秒188でロベルト・ロルフォ(MVアグスタ)が続いたが、ロルフォは午前中のセッション終盤に転倒を喫し、午後のセッションには出走しなかった。
総合3番手に1分34秒272でジュール・クルゼール(ホンダ)が続き、大久保 光(ホンダ)は1分35秒049で総合10番手。渡辺 一樹(カワサキ)は1分35秒209で総合17番手でテストを完了した。
なお、1月のトレーニング中に負ったケガを抱えたままテストに参加していたディフェンディングチャンピオンのケナン・ソフォグル(カワサキ)だが、2日目もトータル38周して1分34秒865で総合7番手につけたが、テスト終了後、ケガの回復状況を見て、開幕戦オーストラリアと第2戦タイの序盤2戦を欠場することを発表した。
SBK開幕戦オーストラリアラウンドはフィリップアイランドで今週末の24日(金)よりスタート。SBKでは土曜日にレース1、日曜日にレース2が行なわれる。