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2018年前期のNHK朝ドラは『半分、青い。』 北川悦吏子が脚本

2017年02月22日 19:02  CINRA.NET

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2018年前期のNHK連続テレビ小説の制作が発表された。

作品のタイトルは『半分、青い。』。脚本は北川悦吏子が手掛ける。故郷・岐阜と東京を舞台に、うかつだが失敗を恐れないヒロイン・鈴愛が、片耳の失聴やバブル期の上京、離婚などを経て、やがて家電の分野で発明を成し遂げるまでを、約半世紀にわたって描く。キャストは後日発表される予定だ。放送は来年4月2日から9月29日までを予定。クランクインは今秋を予定している。

同作の執筆について北川は、「自分の人生をもう一度生き直すようなつもりで、書いています。もしくは、もう一回、娘を生んだようなつもりで、ヒロイン、スズメを書きながら、精一杯の愛を持って育てています」とコメント。制作統括を担当する勝田夏子は、「こんな北川さんは見たことがないけれど紛れもなく北川さんにしか書けない、そして、こんな朝ドラ初めてだけれど間違いなく朝ドラでしかできない、そんなドラマになることを願っています」と期待を寄せている。

■北川悦吏子のコメント
「半分、青い。」という、ちょっと不思議なタイトルの朝ドラを書くことになりました。ちょっとした人生のアクシデントで、片耳失聴したヒロイン、スズメの物語です。ま、生きてれば、それくらいのことは、ありますよね。仕方ない。いいことばかりじゃない。
左耳の聞こえないヒロインは、傘を差しても、左だけ雨が降ってないみたい、と面白がります。ちょっと変わった子なのです。そして、雨上がりの青空を見て、「半分、青い。」と言います。
彼女が、どんな人生を歩み、どんな幸せをつかむのか?私にも、まだわかりません。まだ、9歳だからです。今、私が書いているところは、スズメ、9歳の頃です。1971年に生まれたヒロイン、の50年にも渡ろうか、という物語です。自分の人生をもう一度生き直すようなつもりで、書いています。もしくは、もう一回、娘を生んだようなつもりで、ヒロイン、スズメを書きながら、精一杯の愛を持って育てています。
私は、でも、1971年生まれではなく、1961年生まれ。10年、サバ読みました(笑)。1961年生まれ、実は、朝ドラと同い年です。私たち、やっとめぐり逢えました。
テレビドラマの仕事をし始めて、もう、なんと、30年がたってしまいました。今、指折り数えて、ギョッとしましたが・・・。昨年、NHK、ドラマ10「運命に、似た恋」で、初めてNHKと出逢いました。
そして、今、まさに、また、がっぷり四つに組んで、NHKと仕事をしようと、しています。素敵な出逢いとなりますように・・・・。
みなさまにも、このちょっと妙なタイトルの、新しい朝ドラとの出逢いを、楽しんでいただければ、と思っています。祈るような気持ちです。どうぞ、よろしく。