トップへ

最高出力800馬力。史上最強の跳ね馬『フェラーリ812 スーパーファスト』

2017年02月22日 15:52  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

ジュネーブショーでワールドプレミアとなる『812 Superfast(スーパーファスト)』
フェラーリは、史上もっともパワフルかつ最速を誇る最新世代12気筒ベルリネッタ『812 Superfast(スーパーファスト)』を、3月7日にプレスデーを迎える第87回ジュネーブ国際モーターショーでワールドプレミアすると発表した。

 現行の12気筒FRのフラッグシップである『F12berlinetta』と『F12tdf』の正統後継車となるこのモデルは、最新の6.5リッターV型12気筒エンジンをフロント・ミッドシップに搭載。

 8500rpmという高い回転数で最高出力800psを発生するこのエンジンは、リッターあたり約123psとなる脅威のパワーを実現。最大トルク718Nmの80%以上を、3500回転から発生するというフレキシビリティの高さも併せ持ち、その性能は現代のF1エンジン・ノウハウを活用した350バールという高い燃料噴射圧と、V12時代で定番となっていた可変インテークシステムの新旧F1技術により支えらえている。

 もちろん、大排気量自然吸気ならではのエンジンサウンドは、最高のフェラーリを名乗るにふさわしい優美さと音質を兼ね備えているという。


 また、特別なギヤレシオを採用したデュアルクラッチトランスミッションに加え、車両制御にも最新の技術を投入。

 歴代の跳ね馬でも初採用となるスポーツ仕様のEPSは、電動パワーステアリングにありがちなステアフィールや操舵感の欠如といったネガを潰しつつ、フェラーリが特許を取得したサイドスリップコントロール(SSC)の最新バージョン5.0を含む、すべての車体電子制御システムと完全に統合することで、よりハイレベルなダイナミクス性能を実現している。

 さらに、車体制御システムには初採用となるバーチャル・ショートホイールベース2.0システム(PCV)も搭載。F12tdfで培った経験を基にソフトウェアを進化させたこのPCVによって、応答時間を短縮させた機敏なハンドリングを手にしている。

 この『812Superfast(スーパーファスト)』は、フェラーリ70周年を記念した特別色『Rosso Settanta(ロッソ・セッタンタ=70周年レッド)』のエクステリア・カラーでワールドプレミアの日を迎える予定となっている。
公式HP:http://www.ferrari.com/ja_jp/