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埼玉トヨペットGreen Brave、マークX“本番”カラーをお披露目。走行も無事完了

2017年02月22日 14:42  AUTOSPORT web

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2月22日、2017年からトヨタ・マークX MCでスーパーGT300クラスに挑む埼玉トヨペットGreen Braveが、埼玉県坂戸市にあるファクトリーで、2017年のモータースポーツ体制発表会を行った。

 社内プロジェクトから積極的なモータースポーツ活動を展開し、2017年にはいよいよスーパーGT300クラスへの参戦を決めた埼玉トヨペットGreen Brave。すでに1月の東京オートサロン2017では、参戦に使用するGT300マザーシャシーのマークX MCをお披露目していた。

 そんな埼玉トヨペットGreen Braveの“本番仕様”のカラーリングが、22日にファクトリーで行われた発表会でお披露目された。イメージカラーである深いグリーンに彩られたマシンは、いよいよ参戦に向けた気運が高まっていることを示した。また、発表会では新たに第3ドライバーとして、脇阪薫一が起用されることも発表されている。

 埼玉トヨペットGreen Braveでは、この日のお披露目に先立つ2月21日、富士スピードウェイでマークX MCのシェイクダウンを行った。この日はまだカラーリングは未完成で、あくまで各部の動作チェックがメインの走行となった。

 富士のスポーツ走行枠を使ってのテストは、30分のセッション4本を使って行われた。番場琢がステアリングを握り、チェックを繰り返しながら走行。3本目ではパーツのトラブルにより長くピットに入るシーンもあったが、走行に支障が出るような大きなトラブルは出ず。4本目には平沼貴之もステアリングを握った。

「コースに入るときは、5年ぶりにスーパーGTに復帰することもあるんですが、ここまでマークX MCを作ってきてくれたスタッフたちの努力を見ていたので、みんなの気持ちを背負う感慨がありました」と番場。

 また、平沼も「初めての走行だったので慣れない部分もありましたが、無事に終えることができました。聞いていたよりもフォーミュラよりのフィーリングではなかったですね」と笑顔で語った。

 車両はまだ「セッティングもなにもしていない状態」で、平沼も初めての左足ブレーキングに挑戦するなど、チームは開幕に向けて急ピッチで準備を進めていくことになる。22日の発表会でドライバーを務めるとともに、チームを引っ張る平沼は「5年目にして最高峰のスーパーGTにエントリーします。立ち上げから目標にしていましたが、ようやくたどり着くことができました」と語った。

「きっと大変なシーズンになるでしょうが、5年前にモータスポーツ室を立ち上げたときから培ってきたチームの絆で、一戦一戦乗り越えていきたいと思います」

 今季のGT300クラスでは、ベントレー・コンチネンタルGT3とともに大きな注目をもつマークX MC。平沼は「まずは完走」と目標を語るが、その戦いぶりに大いに注目が集まる。