アイペット損害保険は2月22日、にゃんにゃんにゃんの「猫の日」にちなんで「猫の外見・好きなパーツetc.ランキング」を発表した。
国内で2兆円規模ともいわれる「ネコノミクス」による経済効果が叫ばれる昨今だが、猫のどういうところに魅力を感じている人が多いのだろうか。調査は2月14日~20日、猫飼育者263人にインターネットで回答を得た。(文:市ヶ谷市子)
好きなパーツ上位には「瞳」「肉球」が入る
「猫の好きな毛並みは?」という質問に対して、第1位は「茶トラ」(36.5%)。じゃらんででお馴染みの「にゃらん」もこの毛並みだ。茶トラは甘えん坊が多いようで、その愛嬌に骨抜きにさる飼い主が日本には一番多くみられるようだ。
以降、「キジトラ」(30%)、「黒」(28.1%)、「三毛」(26.6%)、「グレー/ブルー」(22.8%)と続く。しかし、みんなちがってみんないい。また「うちのこが一番」と思っている飼い主も少なくないだろう。
また「好きなパーツは?」という質問には、トップが「瞳」で21.3%。続いて「肉球」(18.6%)、「毛並み」(16%)、「しっぽ」(9.1%)、「お腹」(8%)と続く。部位マニアの間でアツい「マズル・ひげ袋」は7位(4.2%)だった。一番支持率が少なかったのは「舌」(0.4%)。ただ、ぶっちぎりで人気のパーツというものは見られず、猫はまんべんなく愛されている生き物だと推測できる。
「人間が猫の習性に合わせて暮らすことが大切」
「猫の好きなところ(複数回答)」では、半数以上の52.1%が「マイペース・自由なところ」が挙げられた。理由として、
「自分の世界を持っているようで惹かれる」(40代・男性)
「適度な距離感がすき」(40代・女性)
「気まぐれな性格、ツンデレで飼い主を翻弄させるところが可愛い」(30代・女性)
という意見が出ている。「ツンデレなところ」(22.8%)と回答した人も相当数おり、多くの飼い主が猫を「ご主人様」とみなしているとも考えられる結果となった。
一方「猫の困るところランキング」では、半数以上が「家の中で爪とぎをすること」回答。これに対してアイペットは、猫はしつけるのが難しいと言われているとした上で「人間側が猫の習性を理解し、猫に合わせて解決策を見つけることが一緒に暮らす上で大切」と述べている。猫に困ったことをされても「ご主人様だから……」と隷属の意志を持つことも必要なのかもしれない。