こざき亜衣の漫画『あさひなぐ』が実写映画化され、今秋に全国公開されることが判明。あわせて舞台版が5月20日から東京・EX THEATER ROPPONGIほかで上演されることも発表された。
2011年から『ビッグコミックスピリッツ』で連載中の『あさひなぐ』は、薙刀に青春をかけた少女たちの成長を描いた作品。競技人口が少なくインターハイに出やすいという理由で薙刀部に入部する高校1年生・東島旭が、先輩の宮路真春、剣道経験者の1年生・八十村将子、令嬢・紺野さくらといった仲間たちと共に、インターハイ出場を目指すというあらすじだ。
映画版と舞台版には乃木坂46のメンバーたちが出演。それぞれ別キャストとなり、映画版の主演は映画初出演の西野七瀬が務める。舞台版には主演の齋藤飛鳥をはじめ、井上小百合、新内眞衣、若月佑美、生駒里奈、堀未央奈、衛藤美彩、北野日奈子といった乃木坂46のメンバーに加えて、真琴つばさ、石井一彰、則松亜海らがキャスティング。齋藤飛鳥は舞台初挑戦となる。
映画版の監督を務めるのは『ハンサム★スーツ』『ヒロイン失格』などの英勉。舞台版の脚本と演出は板垣恭一が担当する。
映画版と舞台版のオフィシャルサイトには出演者のコメントが掲載中。映画版の主演を務める西野七瀬は「主人公の旭は、ちょっとどんくさくて、不器用で、でも誰よりも努力の人で真っすぐな人。今は不安ばかりですが、こんな旭になれるように、そして薙刀の立ち振る舞いもかっこよくできるように精一杯がんばります」と意気込みを明かしている。
舞台版の主演となる齋藤飛鳥は、「舞台でのお芝居ということで緊張していますが、私たちと『あさひなぐ』のキャラクターたちとがリンクする部分を意識して、責任を持って旭ちゃんを演じきりたいです!」とコメントしている。
■こざき亜衣のコメント
『仲間であり、同時にライバルでもある。』という部活動における武道の性質は、なんだかアイドルに似ているなと漫画を描きながら常々思っていました。それがこんな風に形になる日が来るとは…夢には思ってもまさか実現するとは思いませんでした。乃木坂46というグループの持つ凜とした透明な空気感、可愛らしさだけではない個々の意志の強さのようなものがきっとこの作品に特別な命を吹き込んでくれるものと思います。普段から厳しい世界に身を置く彼女達だからこそ表現できる『あさひなぐ』を、原作者としてとても楽しみにしています。