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ルノーF1、常勝チームへの復帰目指し、4度の王者プロストとアドバイザー契約

2017年02月22日 05:52  AUTOSPORT web

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ルノーF1 R.S.17発表会
ルノーF1チームは、4度のF1世界チャンピオン、アラン・プロストをスペシャルアドバイザーとして迎えることを発表した。

 21日、ルノーは2017年シーズンを戦う新車R.S.17を発表した。その際、ルノー・スポール・レーシング会長のジェローム・ストールが、プロストの力を借り、F1でトップグループに復帰するための努力を続けていきたいと語り、今年、プロストがチームのアドバイザーを務めることを明らかにした。

 プロストは1985年、1986年、1989年、1993年にF1タイトルを獲得、1981年から3年間、ルノーF1で走っていた経験も持つ。ドライバーとして引退した後には、プロスト・グランプリのチームオーナーとしての活動も行った。

 ルノーのアンバサダーを務め、現在はフォーミュラEでチームのマネジメントを行うプロストは、昨年ルノーがF1ワークス活動を再開する際に、チーム代表を務めるのではないかといううわさも持ち上がっていた。

「彼は素晴らしい経験やネットワークをチームにもたらしてくれるだろう」とストール。
「ドライバーたちとのコミュニケーションをとる能力も優れている」

 プロストは、F1において日常的業務を行うわけではなく、ルノーチームが最適な決断をしていけるよう、自分の経験を役立てるような役割を果たしていくと語った。

「重要なのは、ルノーができるだけ早く競争力をつけ、勝てるようになることだ」とプロスト。

「私は今後、日常業務に携わるわけではない。どちらかというと、チームを裏から支えるような役割だ」

「委員会の一員という役割は重要だ。今後、勝てるチームになっていくために最善の決断と戦略を選んでいく上で重要な立場になる」

 プロストは、27日にスタートする今年最初のプレシーズンテストにも立ち会うということだ。