今週末に開幕戦オーストラリアを控えたスーパーバイク世界選手権(SBK)/スーパースポーツ世界選手権(WSS)シリーズだが、開幕戦の舞台となるフィリップアイランドで、開幕直前となるオフィシャルテストが2日間の日程で始まった。
SBKでは午前11時から始まった1回目のセッションで雨が降り、午後1時すぎに赤旗中断、そのまま終了となった。午後3時から始まった2回目のセッションも雨が降ったものの、各ライダーがベストラップを記録した。2回目のセッションで1分31秒412を記録したチャビ・フォレズ(ドゥカティ)がトップに立った。
ジョナサン・レイ(カワサキ)は1回目の走行をキャンセル、2回目に記録した1分31秒823で2番手に。3番手に1分32秒216でマルコ・メランドリ(ドゥカティ)、4番手に1分32秒440でマイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)の順で続いた。
5番手に1分32秒591でレオン・キャミア(MVアグスタ)、6番手に1分32秒663でトム・サイクス(カワサキ)、7番手に1分32秒687でアレックス・デ・アンジェリス(カワサキ)、8番手に1分32秒723でチャズ・デイビス(ドゥカティ)の順。1回目にトップタイムを記録していたロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)は2回目は1分32秒837で9番手。10番手に1分33秒169でアレックス・ロウズ(ヤマハ)が続いた。
ニッキー・ヘイデン(ホンダ)は1分33秒198で11番手、ステファン・ブラドル(ホンダ)は1分33秒353で12番手。ジョルディ・トーレス(BMW)が1分33秒482で13番手、ユージン・ラバティ(アプリリア)が1分33秒635で14番手に続き、以下、15番手に1分33秒836でマーカス・ライトバーガー(BMW)、16番手に1分34秒259でジョシュ・ブルックス(ヤマハ)、17番手に1分34秒822でランディ・クルメナヒャー(カワサキ)、18番手に1分35秒385でロマン・ラモス(カワサキ)、19番手に1分35秒395でリカルド・ルッソ(ヤマハ)、20番手に1分37秒210でアイルトン・バドビーニ(カワサキ)、21番手に1分38秒558でオンドレ・ジェゼック(カワサキ)の順で続いた。レアンドロ・メルカド(アプリリア)はテスト前に負傷したため、欠場した。
WSSでは午前9時すぎにスタートしたセッション1は10時すぎから雨が落ち始めたものの、ジュール・クルゼール(ホンダ)が1分35秒365のトップタイムを記録。午後1時40分からスタートしたセッション2はウエットとなり、開始約30分すぎに赤旗中断、その後、再開したものの、多くの選手が走行を見送った。
この結果、初日の総合でもクルゼールがトップタイム。2番手に1分35秒559でロベルト・ロルフォ(MVアグスタ)、3番手に1分36秒031でカイル・スミス(ホンダ)が続き、WSSフル参戦2年目の大久保 光(ホンダ)が1分36秒187で4番手。1月のトレーニング中に右手首を骨折、開幕戦への出場が危ぶまれていたディフェンディングチャンピオンのケナン・ソフォグル(カワサキ)はテストに参加し、1分36秒264で6番手につけた。今シーズンからWSSにフル参戦する渡辺 一樹(カワサキ)は1分37秒524で17番手となった。