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富士で2台のGT300車両が走行。D’stationの33号車ポルシェがシェイクダウン

2017年02月21日 15:32  AUTOSPORT web

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D'station Racingのポルシェ911 GT3 R
2月21日、富士スピードウェイのスポーツ走行枠を使って、2台のスーパーGT300クラス車両が走行した。1台はBMW Team StudieのBMW M6 GT3、そしてもう1台は2月15日に発表会を行ったD'station Racingのポルシェ911 GT3 Rだ。

 本格的なテストシーズンスタートを目前にして、GT300チームも相次いで走行を開始しているスーパーGT。18日にはAudi Team Hitotsuyamaも富士のスポーツ走行枠でテストを行ったが、続いて2台のGT300車両が富士を走った。

 この日もスポーツ走行枠は多くの台数で賑わったが、そのなかで「まわりの参加者にかなり遠慮しながら」という荒聖治のドライビングで快調に走行を重ねたのは、BMW Team Studieの7号車M6 GT3だ。16年シーズンのMストライプとは異なり、この日は純白の装いで登場した。現在はまだ17年仕様のパーツが届いておらず、一度組み上げた状態でのチェック走行となった。

 一方、30分の走行枠1本だけながら、富士に姿をみせたのは佐々木主浩総監督就任で大いに話題を呼んだD'station Racingのポルシェ911 GT3 R。発表会の時点でマシンは届いていたが、この日の富士が初走行だ。

 コースインしたポルシェ911 GT3 Rは、まだほぼ到着した状態のままで、追加ライト等、耐久用の“エンデュランスパッケージ”のまま。ステッカーも貼られていない状態だったが、こちらも今後のテストに向け、各部のチェックを行った。

 D'station Racingのポルシェは藤井誠暢がステアリングを握り、短い時間ながらすぐにチェックを終えると快調に周回。藤井もひさびさのGT3 Rながら、「ポルシェのいい感触を感じました」と手ごたえを得た様子だった。