映画『ムーンライト』の新たなビジュアルとアメリカ版の予告編が公開された。
4月から全国で公開される同作は、『第74回ゴールデン・グローブ賞』ドラマ部門作品賞を受賞し、現地時間の2月26日に発表される『第89回アカデミー』では作品賞、監督賞など8部門にノミネート。バリー・ジェンキンスが監督を務め、マイアミを舞台に自分の居場所やアイデンティティーを模索する黒人の少年シャロンの姿が、少年期、ティーンエイジャー期、大人になるまでの3つの時代で描かれる。
公開されたビジュアルは、アレックス・ヒバートが演じる少年期、アッシュトン・サンダースが演じる青年期、トレバンテ・ローズが演じる成人期のそれぞれの時代のシャロンの姿を写したビジュアルと、3人の顔写真を1人の人物として合成させたもの。
3人の人物を違和感なく合成させることができた理由が「瞳」にあると語るジェンキンス監督は、「お互いが一度も会わずに、同じ内面を持つ主人公を演じられる3人を見つけることがなによりも重要だった。3人は年齢も顔つきも違うが、共通する内なる感情があって、それを『瞳』で完璧に表現できたんだ」とコメントしている。また公開されたビジュアルにはそれぞれの時代を象徴するコピーが記されている。