映画『ぼくと魔法の言葉たち』が4月から東京・シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開される。
『ピュリツァー賞』受賞作家のロン・サスキンドが自身の息子について綴った『ディズニー・セラピー 自閉症のわが子が教えてくれたこと』を原作とする同作。自閉症により2歳の時に突然言葉を失った少年オーウェンが、家族のサポートのもとで大好きなディズニー・アニメーションの映画『リトル・マーメイド』を通じて徐々に言葉を取り戻し、自立していく姿をユーモアを交えて捉えたドキュメンタリー作品だ。
作中ではディズニーキャラクターであるオウムのイアーゴになりきったサスキンドの言葉に反応し、オーウェンが5年ぶりに言葉を発したことをきっかけに、ディズニーキャラクターになりきってオーウェンと会話を続けることを決意したサスキンドや、前向きに成長していくオーウェンの姿をインタビューやアニメーション映像と共に映し出す。
メガホンを取ったのは、『Music by Prudence』で『第82回アカデミー賞』短編ドキュメンタリー映画賞を受賞したロジャー・ロス・ウィリアムズ。なお『ぼくと魔法の言葉たち』の原題は『Life, Animated』となり、2月26日に発表される『第89回アカデミー賞』長編ドキュメンタリー部門にノミネートされている。