瀬々敬久監督の新作映画『8年越しの花嫁』の場面写真が公開。あわせて原作の漫画化プロジェクトが発表された。
今年の冬に公開される『8年越しの花嫁』の原作は、YouTubeに投稿された動画がきっかけで注目を集めた、あるカップルの実話をもとにした書籍『8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら』。結婚を約束していた尚志と麻衣の2人だったが、結婚式の3か月前に麻衣を難病「抗NMDA受容体脳炎」が襲い、尚志との思い出が失なわれてしまうというあらすじだ。場面写真では、佐藤健が演じる尚志、土屋太鳳が演じる麻衣が恋に落ちるシーンが捉えられている。
なお同作の撮影は物語の舞台である岡山をはじめ、広島、香川などで行なわれ、2月14日にクランクアップ。撮影を終えた際に佐藤は、実在の人物を演じることについて触れ、「自分がどこまでできていたかわかりませんが、なんとかここまでこれたのは皆さんの支えがあったからこそと本当に感謝しています。そしてなによりも土屋さん、ありがとうございました」とコメントしている。
一方の土屋は「こんな私を信じてくださった、麻衣さん、尚志さん、ご家族のみなさん、そして瀬々監督、スタッフの皆さん、佐藤健さん、キャストの皆さん、本当にたくさん見守っていただいて、お誕生日(2月3日)も祝っていただいて、本当に幸せでした。女優として生きていてよかったなとすごく思いました」と語っている。
同時に発表された漫画化プロジェクトでは、執筆を担当する漫画家を一般から募集するオーディション企画を実施。原作の書籍『8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら』の中から好きなシーンを選び、ネームを描いて提出することで応募が可能だ。グランプリに輝いた作品は、漫画投稿サイト「コミカワ」掲載後、単行本化される。