20日、東京都内で全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するNAKAJIMA RACINGが記者発表会を行い、ドライバーを務める中嶋大祐とナレイン・カーティケヤンが出席。チームに新加入したカーティケヤンが今シーズンに賭ける意気込みを語った。
■チームとのコミュニケーションは問題なし。心機一転、NAKAJIMA RACINGに新加入のカーティケヤン
2017年シーズンからNAKAJIMA RACINGに移籍し、ふたたびホンダエンジン搭載車をドライブすることとなったカーティケヤンはすでにチームと合流。コミュニケーションを深め、シーズン最初のテストに備えているという。
「すでにチームとは合流してコミュニケーションを取っているし、チーム代表の本間(勝久)サンとは01年にフォーミュラ・ニッポンに参戦していたころからの旧知の仲だ」と語る。
「もちろん、(中嶋)悟サンや、チームメイトの(中嶋)大祐のことも良く知っているよ。そんなNAKAJIMA RACINGに移籍することができて嬉しく思っているし、タイトルスポンサーとなった日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)とチームとの新たなコラボレーションも、これから良い方向に発展していくことを期待している」
「いまは、NAKAJIMA RACINGとTCSでどのように共闘できるかを考え、準備をしている段階だ。シーズン中はピット戦略や空力の解析などで、TCSのもつテクノロジーが手助けになるといいね」と、新たなパートナーシップが発表されたTCSへの期待も述べた。
最後に17年シーズンの目標を述べたカーティケヤンは「16年シーズンは一度表彰台を穫れたけど、全体的には難しいシーズンになってしまった。17年はNAKAJIMA RACING、そしてTCSと良いシーズンにしたいし、僕自身、スーパーフォーミュラでの初勝利を熱望している。短期的な目標として、まずは1勝することが重要だ」と、大祐同様に、勝利に賭ける思いを強調した。
新たにパートナーに迎えたTCSとともに17年シーズンを戦う『TCS NAKAJIMA RACING』。例年以上に勝利を熱望するチームは3月6日(月)、第1回目の合同テストに臨む。