レプソル・ホンダのマルク・マルケスは、ホンダがフィリップ・アイランドでのオフィシャルテスト最終日にエンジンの問題の突破口を開いたと信じている。
マルケスは、初日は首位、2日目は2番手と好調な走りをみせたが、それでもホンダの新しいエンジンの挙動と電子制御系との連携に懸念を示していた。
しかしマルケスとホンダはフィリップ・アイランドでのテスト最終日に、パッケージの突破口を間違いなく開いたと語った。
「僕たちはとても細い道を見つけたんだ」とマルケスは語った。
「毎日、僕は(チームに対して)同じことを言っていた。僕たちは電子制御とエンジンについて何かを見逃しているとね」
「でも最終日の午後に僕たちはかなりマシンを改善できた」
「ほとんど1周走り終えるごとにタイムが良くなっていった。僕がバイクに違和感を感じなくなったからだ」
「(チームが)僕がこのエンジンに必要だと思っているものを理解し始めたようだ」
「まだ改善の余地があるが、それでもどんどん良くなっている」
来月の開幕戦の前にカタールでのテストが3日間残っており、マルケスは一歩前へ踏み出すのにちょうど良い時期だと述べている。
「僕たちは毎日100周以上走行し、多くの時間を使っているが、普通のことだと思う」とマルケス。
「僕たちは理解しなければいけないんだ。カタールには最初から良い基盤を備えた状態で到着することが重要なんだ」
「レースウィーク中は1日に100周も走ることはできない。時間はもっと限られてしまう」
「HRCは僕の感じている問題を解決しようと取り組んでいるし、少しずつでもエンジンからもっと何かを引き出せるかもしれない。オフシーズンテストの最初の日から今までに彼らは多くの改善を行なってきたんだ」
「カタールで3日間のテストが残っている。今以上に改善を行なって、レースの初日にエンジンを閉じてからその結果がわかる。残りの3日間は懸命に取り組むようになるだろうね」