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花粉症の人を勝手に見つけて対策グッズの当選候補者に “お節介すぎる”企画が面白い

2017年02月20日 18:54  Techinsight Japan

Techinsight Japan

花粉対策専用人工知能(K.I.)が当選候補者を勝手に決める?
今や3人に1人がかかるとも言われる花粉症。関東では17日に春一番も吹き、記者の周りでも「花粉症で辛い」と嘆く声が聞こえてきた。そんな花粉症で悩む人に、助けになるのかならないのか? なんとも面白い情報が飛び込んできた。「花粉対策専用人工知能(K.I.)」なる人工知能が、ツイッターから花粉症の人を勝手にピックアップし、花粉対策グッズをプレゼントしてくれるというのだ。しかし「開発されたばかり」のため、なかには見当違いのものが贈られてくるという。

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「ロートアルガード ロト」と名付けられたこの企画。花粉対策専用人工知能(K.I.=kafun Intelligence)が“花粉による目のかゆみで辛そうなツイート”を自動で収集・分析し、そのツイートの主を“勝手に”プレゼント当選候補者にしてしまうというものだ。候補者が手続きすれば、もちろんプレゼントはその人に贈られる。

「K.I.」が選んだ賞品は「5万円の旅行券」から「タワシ」までさまざまだが、なぜそれを選んだのか、その理由も紹介されている。1等は海外向けに5万円、2等は国内向けに2万円の旅行券だが、それぞれ「花粉カラニゲテ」とコメントされている。つまり「花粉がない場所に旅行して欲しい」ということのようだ。3等は空気清浄機で「花粉ヲ、ナクセ」、4等はなぜか商品券2千円分なのだが、これには「花粉手当デス」というコメントがある。花粉症は何かと大変なので「手当」が出るらしい。ほかにも「花粉ヲ、スイコメ」花粉吸引ブラシ、「セレブノ涙ニ」最高級ティッシュ、「涙ヲフキナヨ」普通のティッシュなどのお役立ちアイテムが揃っている。

しかし、なかにはとんでもない賞品も交っている。「コレデ目ハ、コスレマセンカ?」タワシ、「鼻ヲ守ッテ」キュートつけ鼻などは、まったく花粉症に役立ちそうにないのだが、これには「K.I.は開発されたばかりの機能のため、見当違いのプレゼントが含まれています」としっかり断り書きがある。

なんともお茶目なK.I.により、毎日6時・9時・12時・15時に、全体に「公開」設定のツイートから5名ずつがピックアップされ、当選候補者とツイート内容、プレゼント内容が特設サイトに発表される。候補者は3時間以内に当選手続きをする必要があるのだが、DMやリプライなどで直接知らせてはもらえないので、こまめにサイトを確認することになる。実施期間は3月9日11時59分までだ。


実際にサイトを確認すると、国内向け旅行券2万円分の当選候補者として「花粉と砂と風のオンパレードだー! もう目が開けられない…」とツイートした人が掲載されている。このときはタワシ1個の当選候補者も2人掲載されているが、この2人は当選手続きをするのか気になるところだ。
(TechinsightJapan編集部 高沢みはる)