2017年にテレビ東京系で放送されるドラマ『破獄』の続報が発表された。
『破獄』は戦中から戦後期の刑務所を舞台にした吉村昭による同名小説のドラマ化作品。脱獄阻止のエキスパートである看守部長・浦田進をビートたけしが演じ、脱獄を繰り返す無期懲役囚・佐久間清太郎との戦いや奇妙な共生を描く。
今回の発表では、脱獄犯の佐久間役を山田孝之が演じることが判明。佐久間は青森の貧しい家の出身で、盗みに入った際に追ってきた男を刺殺した罪で服役しており、過去に唯一優しく接してくれた浦田を慕うも、卓越した身体能力で脱獄を繰り返すという役どころだ。山田は髪を丸刈りにし、食事制限と肉体改造を行なって撮影に臨んだという。
山田は同作への出演について「これは心身共にボロボロになるだろうなと思いましたが、不思議なもので挑戦したくなるんですよね」とコメント。ビートたけしとの共演は今回が初となり、「北野武さんとしてもお会いできる日を楽しみにしています」と意欲を見せている。
プロデューサーの田淵俊彦によれば、刑務所の緊張感を表現し、ビートたけしと敵対できる力量を持った俳優として即座に山田の名前が上がったという。共演者は後日発表される。
■山田孝之のコメント
・『破獄』の台本について
これは心身共にボロボロになるだろうなと思いましたが、不思議なもので挑戦したくなるんですよね。
・佐久間清太郎という役について
浦田の台詞にもありますが、佐久間はとても素直な人だと思います。その素直さからくる行動や言動が人からは理解されず、恐怖にすら感じてしまう。そう思ったので僕も素直な気持ちで佐久間として生きました。
・ビートたけしとの共演について
ビートたけしさんとは今までご縁が無くお会いするのは今回が初めてでした。北野武さんとしてもお会いできる日を楽しみにしています。
・視聴者へのメッセージ
佐久間という素直な人間を見たとき、見てくださった方々が自分に問いかける質問とはなんでしょうか。そしてその質問の答えを探したとき、あなたは今まで通り歩むことを選択するのでしょうか。