スーパーGT300クラスに参戦するGOODSMILE RACING & Team UKYOは2月19日、千葉県・幕張メッセで開催された『ワンダーフェスティバル2017【冬】』で2017年シーズンに投入するメルセデスベンツAMG GT3のマシンカラーリングをお披露目した。
08年から初音ミクが描かれたマシンでGT300クラスを戦うグッドスマイルレーシング。11、14年にはチャンピオンを獲得するなど、現在はクラス屈指の強豪チームとなっている。
チームは昨年12月に、参戦10年目となる17年の参戦体制を発表済み。安藝貴範チーム代表、片山右京監督のもと、谷口信輝と片岡龍也のふたりが王座獲得を目指す。マシンも昨年と変わらずメルセデスベンツAMG GT3にヨコハマタイヤという組み合わせだ。
アンベイルに先立ち行われたトークショーには、安藝貴範チーム代表と片山右京監督、谷口、片岡の両ドライバーのほか、『レーシングミク 2017 ver.』のイラストデザインを手掛けたTonyさん、チームを彩る『レーシングミクサポーターズ2017』のメンバーが登場した。
安藝チーム代表は「ミクと一緒に走るプロジェクトを始めて10周年。熟成されていいチームになってきたので、今年は悲願の連覇へ挑む最初の年にしたいと思っています」と意気込みを語った。
今年でチーム在籍7年目を迎える谷口は「ファンの方に『飽きた』と言われないよう、皆さんと一緒にチャンピオン目指して頑張りたいと思います」とコメントする。
「毎年イラストを担当される方は『自分がデザインしたマシンが遅かったらどうしよう』とプレッシャーを感じているそう。今年はTonyさんが、ほっとできるような走りをしたいと思います」
また、谷口とコンビを組んで6年目となる片岡は「去年は『急いで走る』と言いましたが、少し急ぎが足りなかったようです(笑)。今年は、もっと急ぎます」と片岡らしいコメントで会場を盛り上げた。
この会場で初披露となるカラーリングはレーシングミクサポーターズ2017の荒井つかささん、山村ケレールさん、鈴菜さん、宮越愛恵さんによってアンベイル。新デザインのマシンが姿を現すと、会場に集まった多くのファンが一斉にカメラを向けた。
ボンネットやマシンサイドに大きく描かれたレーシングミクは、Tonyさんが新たに書き下ろしたもので、安藝チーム代表も「Tonyさんがマシンサイドにぴったりなイラストを描いてくれた」と絶賛。「レーシングカーではなかなか見ない花柄を使って、力強さが表現されている点が見どころ」と語った。
また、Tonyさんも「ツインテールにした髪の先がフロントに回り込んでいるのはポイントですね」とデザインを解説している。
イベントでは、毎年恒例の個人スポンサーの受付を19日より開始することが明かされたほか、新たな試みとしてグッドスマイルカンパニーの工場がある鳥取県倉吉市と協力した『ふるさと納税コース』が設けられることが明かされた。