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ルノーF1の技術部門トップ、PUは「フェラーリと同等」にまで進化したと主張

2017年02月19日 10:32  AUTOSPORT web

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2016年シンガポールGPでのマグヌッセン(左)とベッテル(右)
ルノーF1のエンジンパワーは、フェラーリと「同等か、ほぼ同等」であると、チームのチーフテクニカルオフィサーを務めるボブ・ベルが話している。

 パフォーマンスと信頼性の低さに悩まされていた2015年、ルノーはエンジンの序列でメルセデス、フェラーリに次ぐ3位となっていた。しかし内部構造の変更によって、オフシーズン中に方向性を転換したことと、シーズン中の開発によって2016年は調子を取り戻した。

 レッドブルのダニエル・リカルドによると、昨シーズンのルノー製パワーユニットは「フェラーリに匹敵していた」という。(エンジン性能の)序列に関して、ベルは以下のように語る。

「確かにメルセデスにはかなわないが、フェラーリとは同等か、ほぼ同等だ。もしかしたら少々劣るかもしれないが、大差ではない。ルノーはメルセデスとの差を縮めたのだ」

「昨年のレッドブルのパフォーマンスを見ればわかることだが、メルセデスに対抗できる機会は多かった。少なくともシャシーがとても良いというだけでなく、エンジンも大きく前進したということになる」

 ベルは、シーズン開幕前のオフシーズン中にルノーが進歩を遂げることを望んでいるが、差を完全に埋められるのは2018年になるだろうと認めている。

「差は埋めなければならない。我々は冬の間に、さらなる前進を遂げていく。しかし、それで完全に差を埋められるかどうかはわからない。そんなことは知りようのないことだ。時間があれば、できると信じている。この冬には不可能かもしれないが、2018年シーズンが始まるころから年末までには、きっとその位置につけている」

 ベルは、厳しかった2015年の後、2016年に復調をもたらしたエンジン部門の成果を賞賛する。

「彼らは、少なくとも盤石な信頼性を築くことを命じられ、100%達成した。彼らの仕事には大きな感銘を受けている。昨シーズンはおそらく、グリッド上で最も信頼性の高いエンジンだった。これは彼らの大いなる手柄だが、それでもパフォーマンス向上への努力をやめることはなかった」

「大きな進歩がいくつかあり、エンジンをアップデートする際には、やると言ったことを成し遂げた。それは、いつでも簡単にできることではないんだ」