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Audi Team Hitotsuyamaが富士でテスト。柳田真孝がアウディを初ドライブ

2017年02月18日 17:02  AUTOSPORT web

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初めてのアウディR8 LMSでの走行後、リチャード・ライアンと話し込む柳田真孝
2月18日、富士スピードウェイのスポーツ走行枠を使って、スーパーGT300クラスに参戦するAudi Team Hitotsuyamaがテストを行っている。ここで今季からチームに加わった、柳田真孝が初めてアウディR8 LMSをドライブしている。

 この日の富士のスポーツ走行枠は非常に多くの車両が参加し盛況となっていたが、そのなかでひときわ目を引く、カーボン地のままのアウディが走行した。大阪オートメッセに展示された後、16年仕様のカラーリングが剥がされたAudi Team HitotsuyamaのアウディR8 LMSだ。

 そのアウディに乗り込んだのは、D'station Racingに移籍した藤井誠暢に代わってAudi Team Hitotsuyamaに加わった柳田だ。この時季らしく白いレーシングスーツに身を包んだ柳田は、朝の走行から昨年に続いてチームに在籍するリチャード・ライアンにレクチャーを受けながら初めてのR8 LMSののコクピットに乗り込むと、ゆっくりとコースインしていった。

 あいにくこの日はコース上の車両が非常に多かったこともあり、タイムを出すことができる状況ではなかったが、初めてのアウディながら柳田は自らの周回分の走行を終えた。

「コースも混んでいる状況でしたし、今日の目的は次回のテストに向けて体を慣らすところもあったので、そこは順調にいきました。ミッドシップだからといって難しいところはありませんでしたし、特性も素直なクルマだと感じました」と走行後、柳田は手ごたえを語った。

「ABSやトラクションコントロールもありますが、次のテストに向けてキャラクターをしっかりとつかみ、距離を稼げるようにしたいです」

 これまで柳田と言えばニッサンのイメージが非常に濃い。当然、ドライブしてきたのもニッサンのレーシングカーばかりだ。初めてのアウディで戸惑ったところなどはなかったのだろうか?

「操作は……最初はすんなりいかなかったですね(笑)」と柳田。実際、ピットイン時等で、今まで体に染みついた操作をしてしまったりということもあった様子。

「ハンドクラッチだったり、最近のレーシングカーらしいですよね。ステアリングのスイッチ類も、GT3カーなのでドライバーが操作しやすいようになっています。表示も見やすいですし、今までになかった感覚です。新鮮ですね」

 この日はチームの一ツ山亮次代表や岡澤優監督といったメンバーはもちろん、ライアンやWRTのピエール・アルナードエンジニア等とも、リラックスした様子でコミュニケーションをとっているのが印象的だった。

「昨日チームとちゃんと顔合わせをしたのですが、仲間としてやっていける手ごたえを感じました。昨年尻上がりに調子が良くなったチームですし、今年にかける意気込みも感じているので、早く溶けこみたいです」と柳田も語っていた。