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MotoGP:ビニャーレス「カウルに関してはどうするか決めていない」/フィリップアイランドテスト3日目コメント

2017年02月18日 06:02  AUTOSPORT web

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マーベリック・ビニャーレス
オーストラリアのフィリップ・アイランド・サーキットで開催されているオフィシャルテストは3日目を終え、ファクトリーチームのライダー8人とトップ5に入ったジョナス・フォルガーがテストを振り返った。

■マーベリック・ビニャーレス/モビスター・ヤマハMotoGP(1分28秒549/1位)
「とてもポジティブなテストだった。多くのアイテムを試し、クリアにした」

「ボクたちは次のカタールテストをどんなセットアップで始めるかすでに分かっている。フィリップアイランドで多くの仕事をできたことがハッピーだ。今日は主にレースペースに集中し、満足しているが、まだまだ改善は可能だ。カウルに関してはどうするかまだ決めていない。完全にオープンな状態だ」

■マルク・マルケス/レプソル・ホンダ・チーム(1分28秒843/2位)

「今日の結果に満足している。ベストラップは午前中に記録した。特に午後、多くを改善できたよ」
「最終的にとても快適だった。昨日のロングランは電子制御を改善し、目標とするレベルに近づくことに役立った。全体的にポジティブな3日間だったと思うし、いい仕事ができた。もちろんフィリップアイランドは特殊なコースであることを忘れてはいけない。カタールでどうなるか様子を見てみよう」

■ダニ・ペドロサ/レプソル・ホンダ・チーム(1分29秒033/3位)

「あまり得意でないコースのひとつであることを考えると、とてもポジティブなテストだった。うまくライディングでき、毎日改善できたと思う」

「昨日は体調がよくなかったが、今日は少し気分がよくなりコース上でいい仕事ができた。チームとはうまく行っている。今日は電子制御とバイクのセットアップに集中した」

「唯一できなかったのがロングランだ。ミシュランタイヤはいくつかのいいステップを進めてきた。まだ仕事が残っているとはいえ、正しい方向に進んでいると言えるだろう」

■ジョナス・フォルガー/モンスター・ヤマハ・テック3(1分29秒042/4位)
「今日はまたしてもいい日となった。フィリップアイランドで達成した仕事に満足している。次のテストに向けてポジティブな気分で帰国できる」

「今朝はすぐにいい仕事ができ、ラップタイムをさらに短縮することができた。その後もチームとボクは多くのセッティングを試したが、リズムはよかったものの、どの方法が最良かは100パーセント確信できなかった。その後、レースシミュレーションに取り組んだが、3、4周後に6コーナーで転倒してしまった。もう一台のバイクで再びコースインしたが、セッティングが違っていた」

「11周のロングランの後、自信を取り戻し、かなり速く走ることができた。これはとても重要なことだ。今後、どちらの方向に進むべきか、カタールで試してみたい。しかし、リズムはよく、ラップタイムもよかったし、多くの選択を試し、選別できたので、今回のテストにはとても満足している」

■アレックス・リンス/チーム・スズキ・エクスター(1分29秒547/6位)

「3日間のテストに満足している。ベストラップとは別に、ボクたちの進歩はコンスタントで初日から2.3秒タイムを更新できたことが重要だ」

「ボクたちはマシンをより理解し、セッティングやアイテムの変更に敏感だった。すごく集中して取り組んだ。まだマシンとライディングの両面で多くの改善すべき点があるが、アイディアはより明確になった。今日はちょっとした転倒を喫したが、パフォーマンスに影響することはないよ」

■アンドレア・ドビジオーゾ/ドゥカティ・チーム(1分29秒248/7位)

「フィリップアイランドの3日間のテストで、ボクたちは有益な情報を集め、多くの仕事をした。シャシーのセットアップといくつかの面で懸命に働き、フィーリングを改善できた」

「全体的にはいいテストだった。タイムも出たし、うまくやれたと思う。しかし、完全に満足はしていない。まだバイクのいくつかの特性を完全に改善していないから、もっと仕事に力を入れなければならない」

■ホルヘ・ロレンソ/ドゥカティ・チーム(1分29秒342/8位)

「今日はセパンの最終日と同じように、バイクへの理解を深めるために重要な一歩を踏み出し、ラップタイムを大幅に改善でした。コースの条件が理想的だった今朝、ソフトタイヤを使うことができなかったのは残念だ」

「もっとタイムを短縮できたと思う。しかし、まだ現時点ではタイムは重要ではない。バイクを理解することが重要なんだ。まだまだたくさんの仕事が残っている。特にコーナーのターンを改善しなければならない。いずれにしても今回のテストは非常にポジティブに終了することができたと思う」

■バレンティーノ・ロッシ/モビスター・ヤマハMotoGP(1分29秒470/11位)
「去年のオーストラリアGPではレース後半のペースで苦しんだから、その対策に取り組んだ。全く異なるセットアップを試したが、最終的にそれほど大きく変わらなかったから、他に何か試してみる必要がある」

「今年型のマシンは特にエンジンがいいが、セパンのテストと比較すると困難だった。今回のテストはハッピーとは言えなかったし、もっとよくして行く必要がある」

■アンドレア・イアンノーネ/チーム・スズキ・エクスター(1分29秒103/12位)

「今後の方向性に関して、理解が深まった。ロングランに取り組み、3日間で多くのデータを収集できた。結果は悪くない」

「タイムアタックでは新しいタイヤを生かすことができなかった。午前中に1本、午後に1本、フロントタイヤをロングランで使った。だから、最終的なポジションは望んだものではなかったが、全体的に見ていい仕事をした」

「電子制御のセットアップに取り組んでいるが、そこだけでなない。まだまだ大きな改善、小さな改善がたくさんあり、その全てを修正しようとしている。こういったテストには時間と忍耐が必要となる。それはレースライダーというよりも、テストライダーの仕事のようなものだ」

「バイクのポテンシャルを十分に発揮するのは難しいものだが、カタールで今回のテストでやった仕事が生きてくると確信している」