オーストラリアのフィリップアイランドで行われたMotoGPオフィシャルテスト2日目にモビスター・ヤマハのバレンティーノ・ロッシは、チームメイトでトップタイムだったマーベリック・ビニャーレスと比べて「間違った方向」を選んだことで、スピード不足の結果となった。
ロッシはテスト1日目に2番手に付けていたものの、2日目のお昼後からペースに苦労した。2日目の終わりには8位まで順位を落とし、ビニャーレスとは0.8秒差の結果となった。
ロッシが1日目のペースから0.1秒だけ縮めた一方で、ビニャーレスは1秒以上ペースを縮めた。
「僕らにとって難しい一日だったよ。特に午後がね」とロッシ。
「今朝はそう悪くはなかった。僕らはいくつか違ったタイヤを試した。特にペースに取り組んでいたから、それはかなり良かったね」
「今日の午後、いくつかロングランで試していた重要なテストがあったんだ。それで、マシンを修正しようとしたけど、残念ながら、あまりうまくいかなかった。僕は十分なスピードが出せなかったんだ」
「僕らは誤った方向に進んでしまったようだね。インタビュー後は、またボックスに戻って、明日のために考えてみるよ。改善できることを願っている」
一方、水曜日はペースを懸念していたとコメントしていたビニャーレスは、木曜日のテストに満足していた。
「昨日は、なかなか眠りにつけなかったよ。なぜなら、新しいタイヤを付けてなかったし、自分がどこにいるのかも分からなかった」とビニャーレスはテストを振り返った。
「今朝は、プッシュして1分28秒台が出せた。今日は良い仕事をしたよ。1分28秒台を出せただけでなく、新しいタイヤで走った多くのラップで1分29秒台序盤から1分29秒台中盤を何度も出せたから。この感じで続ける必要がある」
「特に10ラップか15ラップから最終ラップまで、リヤのグリップを改良しなければならなかった。もう少し取り組まなければならないね」
「かなり満足できるね。このタイヤで27周を1分30秒0台で走ったから、かなり満足だ。僕らはそれを改良することだけさ。」