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小3社会科新番組・コノマチ☆リサーチ発表に『たんけんぼくのまち』世代ざわつく

2017年02月17日 11:13  おたくま経済新聞

おたくま経済新聞

小3社会科新番組・コノマチ☆リサーチ発表に『たんけんぼくのまち』世代ざわつく

 可愛い女の子を描かせたら日本一……いや、世界一と言っても遜色ない人気イラストレーターの岸田メルさんが2016年8月に出演したNHKEテレの小学生3年生向けテレビ番組『コノマチ☆リサーチ』が、4月からレギュラー番組として放映されることになりました!!


 『コノマチ☆リサーチ』は民奈野市(みんなのし)に住むマンガ家のハジメ(岸田メル)が宇宙人・ズビと出会い「まちのひみつ」を探っていくというストーリー。
番組サイドは小学3年生から社会科の学習が始まるに際し、子供たちが社会的な物の味方や考え方を身につけてくれることを願いとして制作したんだとか。


【元の記事はこちら】


 さて、ここであることにお気づきの人もいるんではないでしょうか。そう、実は『コノマチ☆リサーチ』は1984年から1992年までNHK教育テレビで放映された『たんけんぼくのまち』の流れをくむ番組なんです。NHKの新番組紹介でも「かつてチョーさんが自転車で町じゅうを走り回り、わかったことを模造紙に描いてまとめた『たんけんぼくのまち』、その流れをくむ小学3年・社会の新番組。」と紹介されていました。


 『たんけんぼくのまち』では舞台となった商店に配達員として下宿したチョーさんが「チョーさん号」と名付けた自転車に乗り町じゅう走り回り地域社会の仕組みを学んで行き、わかったことは色とりどりに「たんけん地図」にまとめていく──そんな社会科の学習を楽しく生まれ変わらせた番組は当時の子供達から熱狂的な支持を得ていました。また、地域によっては各教室にブラウン管テレビが設置されていたこともあり、授業の一環として見る機会のあった子供もいたようです。


 それゆえに、当時番組を熱心に視聴していたファンが大人になり「『たんけんぼくのまち』のような番組を制作してほしい」とSNSなどで声を上げることもしばしばありました。そんな声に応えるべく『コノマチ☆リサーチ』がレギュラー化したと言っても過言ではありませんが、今回のレギュラー化発表をうけ『たんけんぼくらのまち』世代ファンがSNSを中心にざわついているんです。


「岸田メルはチョーさんの後継者ってことでいいんだよね」
「「たんけんぼくらのまち」
「このまちだいすき」とかと同じ系列の番組ktkr!!」
「岸田メルが本当にチョーさんポジションで笑う」
「「たんけんぼくのまち」みたいなのって見て納得した」
「もしかしてチョーさん出演してたあの番組系統なの?」


 幼少期に『たんけんぼくらのまち』をワクワクしながら見ていた世代は、もうチョーさんと岸田さんを重ね合わさずにはいられない様子。ちなみにチョーさんは現在同じNHKEテレの『いないいないばあっ!』にてワンワンの中の人を担当しています。子供時代見ていた番組出演者を親の立場になり今度は子供と共に見る。感慨深くもあり、「犬苦手って言ってたのに!」と思わずテレビに突っ込む人もいるようですよ。


<参考>
NHK・平成29年度 春の新番組 一挙紹介!
コノマチ☆リサーチ番組ページ


(大路実歩子)