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フォーミュラE:2018年末開催の第5シーズンに向け、複数メーカーが参戦意思表明か

2017年02月16日 15:52  AUTOSPORT web

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フォーミュラEマラケシュePrix
2018/19年シーズンのフォーミュラEでパワートレインコンストラクターを担当するべく、複数のマニュファクチャラーが参戦の意思を示したと報じられている。

 18/19年からの参戦に必要な技術文書の提出期限は2月1日。この日までに複数メーカーがFIAへ書類を提出したという。

 今後、FIAは提出された書類を評価、審査して18年からパワートレインを供給するメーカーを決定していくことになる。

 すでにアプトシェフラーとともにシリーズへ参戦しているアウディや、同じくアンドレッティ・オートスポートと手を組むBMWは、今後シリーズへの関与を強めると明かしており、18/19年からはフルワークス体制で参戦すると考えられている。

 今回、FIAに参戦の意思を明かしたメーカーが何社あるかは明かされていないものの、上述の2メーカーに加え、少なくとも1社が新規参入の意向を示したと報じられた。

 なお、メルセデスベンツも18/19年から参戦可能なオプションを有しているものの、その権利を行使したかは不明だ。

 今後、FIAは3月末を目処に審査を行ない、ホモロゲーション取得へ向けた作業を行うマニュファクチャラーをアナウンスする見込み。

 FIAの関係者は「我々には仕事が残っている」と語る。

「フォーミュラEの第5シーズン(18/19年シーズン)には、まったく新しいテクノロジーを導入する予定で、審査の過程はすべて重要な意味を持つ」

「だから、すべてのプロセスを注意深く進めていかなければならない」

 この18/19年シーズンから、フォーミュラEではマクラーレン・アプライド・テクノロジーズがバッテリー供給を担当。バッテリー性能向上により、レース中の車両乗り換えを不要とする計画となっている。

 フォーミュラEのアレハンドロ・アガクCEOは「フォーミュラEは開幕初年度から世界中のメーカーから注目を集めている。今後も彼らからの興味を一層高めていくつもりだ」とコメントした。

「(複数メーカーが参戦の意思を示したことは)フォーミュラEが自動車業界が望む形のモータースポーツとなっていること、次世代型電気自動車の誕生に影響を与えていることの証と言えるだろう」