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MotoGP:マルケス「電子制御のベースが見つかった」/フィリップアイランドテスト初日コメント

2017年02月16日 12:22  AUTOSPORT web

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マルク・マルケス
オーストラリアのフィリップ・アイランド・サーキットで開催されているオフィシャルテストは初日を終え、ファクトリーチームのライダー8人とトップ5に入ったカル・クラッチローがテストを振り返った。

■マルク・マルケス/レプソル・ホンダ・チーム(1分29秒497/1位)
「エンジンに関する多くの仕事に取り組んだから、とても忙しい1日だった。当然、昨年ここで使用した仕様とは違う。全てをアジャストする必要があり、午前中はピットにいる時間が長かった」

「午後、電子制御のベースが見つかったが、まだこの部分の仕事を続ける必要がある。僕はマレーシアのように速かったけど、どう機能するかをしっかり確認したい。セットアップの仕事も進め、全体的にポジティブな1日となった」

■バレンティーノ・ロッシ/モビスター・ヤマハMotoGP(1分29秒683/2位)
「いい1日だった。大満足だ。午前は困難な形で始まった。あまりフィーリングがなかったから、全力でプッシュできず、ランチブレイク前は十分な強さがなかった」

「休憩中にいい仕事ができ、午後は状況が一転した。僕は少しよくなった。最後に新品タイヤを履き、いいラップを刻むことができた。1日目に2番手はポジティブだ。当然、まだやるべきことがたくさんある。特にロングラン。残り2日間も好天候に恵まれることを期待する」

■アンドレア・イアンノーネ/チーム・スズキ・エクスター(1分29秒926/3位)
「午前中は非常に困難だった。確かな自信を感じさせるセッティングを見つけることができず、苦戦したけど、午後に幾つかのセッティングを変更しながら、ステップ・バイ・ステップで改良できた」

「最終的にバイクが改善され、フィーリングとペースもよくなったからうれしい。これは非常にポジティブな結果だ。ボクたちは非常に困難な状況を克服することができ、ポジティブに好転できることを意味する」

「明日からはいくつかの改良を導入し、ペースとシングルラップのパフォーマンスに取り組む機会が持てるだろう。よい方向だ」

■マーベリック・ビニャーレス/モビスター・ヤマハMotoGP(1分29秒989/4位)
「レースペースとベースとなるセットアップで、いいステップを果たした。快適さを感じる。セッションの最後に最速ラップタイムをねらわなかった」

「速くなり、バイクの改良にトライするための時間がまだある。ここでの目標は、コンスタントに本当に速くなることだ」
■カル・クラッチロー/LCRホンダ(1分30秒065/5位)
「今日は悪くない一日だった。バイクの解決しなければならない細かいことがたくさんあった。それはショートランとピットインを繰り返すことを意味していたが、ペースには満足している」

「僕たちは再び新しい仕様のエンジンを使用しているが、ホンダの仕事に満足しているし、チームの今日の働きに満足している。あと2日間テストがあるが、そこでさらにパッケージを改善することができる」

「今日試したいことがいくつかあり、やり遂げることはできなかったが、バイクのフィーリングはよく、安心できた。ボクとチームはこのコースで何ができるか分かっている」

「もし、明日がレースでも同じようなポジションにいることができるだろう。バイクのフィーリングを改善できると考えているので、まだまだ頑張る必要がある」

■ダニ・ペドロサ/レプソル・ホンダ・チーム(1分30秒281/7位)
「ポジティブにテストをスタートできたと思う。去年はレースを欠場したのでフィリップアイランドは久しぶりに走ったし、走り方を思い出すのに少し時間が必要だった。とにかく最初からフィーリングはよかった」

「今日は電子制御のセッティングはあまりしなかった。なぜならフロントフォークのセッティングに集中していたから。フロントのいいフィーリングを見つけるために集中した」

「明日は電子制御のセッティングに集中するつもりだ。いいベースセットを見つける必要がある。どのコースでも通用するようにあと一歩踏み出せるようにしたい」

■アンドレア・ドビジオーゾ/ドゥカティ・チーム(1分30秒410/8位)
「今日はシャシーのテストに集中した。明らかにいくつかの方向性があり、その検証作業のために一日を費やした。フィーリングはいいが、ウイングなしのマシンで走るフィリップアイランドはセパンとの違いを感じる」

「まだバイクのバランスとセットアップを改善しなければならない。明日はそれに取り組む予定だ。みんな一歩前進するだろうから、どうするか様子を見てみよう」

■ホルヘ・ロレンソ/ドゥカティ・チーム(1分30秒631/11位)
「前回のテストの最後のベースセットでスタートし、セパンと比較して大変よいスタートとなった。残り1時間半で他のライダーたちはラップタイムを縮めたけど、ボクはタイム短縮ができなかったことが残念。強風が原因で、ラップタイムを縮めるのに苦労した」

「その上、最後のリアタイヤは期待したようなのパフォーマンスを発揮してくれなかった。ポジティブだったのは、テストを重ねるたびに新たな解決策が見つかること。少しずつ前進を続けて行こう」

■アレックス・リンス/チーム・スズキ・エクスター(1分31秒432/19位)
「1日目は新しいコースをGSX-RRで走ることに自信をつけ、MotoGPマシンのいい走行ラインを見つけてコンスタントに走ることが目標だったので、できるだけ多く周回することを重視した」

「ここでは風がライディングスタイルに大きな影響を与える。テクニカルな観点では新しい2017年仕様のサスペンションを試し、セッティングをいくつか試しながらデータを収集した」

「明日はカウルやシャーシなど新しいトライをするが、MotoGPマシンでのライディングスタイルの習熟に集中したい」