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小栗旬主演ドラマ『CRISIS』カンヌで世界初上映へ 小栗「この国で出来る最大限のチャレンジ」

2017年02月16日 06:03  リアルサウンド

リアルサウンド

現地・カンヌで掲出される『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』広告ビジュアル

 4月スタートの小栗旬主演ドラマ『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(関西テレビ・フジテレビ系)が、4月にフランス・カンヌで開催される国際映像コンテンツ見本市「MIPTV」の公式プレミア上映作品に決定した。


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 「MIPTV」は、1963年から続く、リード・ミデム社が主催・運営する世界最大規模の国際映像コンテンツ見本市で、世界各国の映像コンテンツ制作会社、コンテンツを購入する放送・配信事業主(バイヤー)、共同制作関係者や投資家など映像コンテンツ関係者が集結することで知られている。


 今年は、「MIPTV」の公式イベントとして、初の「アジアワールドプレミア」が開催される。『CRISIS』はその記念すべき第1作目に選ばれ、4月の日本での放送開始に先駆けて、第1話のワールドプレミアが行われることになった。これまで、『マッドメン』(アメリカ)、『タイタニック』(イギリス)、『X-ファイル』(アメリカ)、『ROOTS/ルーツ』(アメリカ)など、欧米ドラマのワールドプレミアが行われてきたが、アジアの作品が公式上映されるのは今回の『CRISIS』が初めてだ。


 直木賞作家・金城一紀が原案・脚本を手がけた『CRISIS』は、公安機動捜査隊特捜班がテロや政治的な問題に立ち向かうアクションエンターテインメント。主演の小栗旬をはじめ、西島秀俊、田中哲司、野間口徹、新木優子の出演が発表されている。


 民放の連続ドラマでは初共演となる小栗と西島、「MIPTV」を主催・運営するリード・ミデム社マーケット開発ディレクターのテッド・バラコスからはコメントが寄せられている。


【小栗旬 コメント】
(MIPTVの公式上映作品に、アジア作品として初めて選ばれた感想)
素直にうれしいです。日本という国でどういう作品を作ったらいいのか、自分たちで話しながらこの『CRISIS』を作ってきました。その中で、アジアの作品を代表して、こうして世界の人たちにご覧いただくチャンスをもらえたことは本当にありがたいと思います。


(世界の人々に作品をどう受け取ってほしいか)
スケールのあるドラマを制作することが相当難しいという日本の環境の中で、今自分たちがこの国で出来る最大限のチャレンジをしようと作ってきたドラマです。皆さんに温かく迎えられることを心より願っています。


【西島秀俊コメント】
(MIPTVの公式上映作品に、アジア作品として初めて選ばれた感想)
非常に光栄なことだと思います。この作品は撮影が始まる前から、日本ドラマの枠を超えた規格外の作品になるという期待がありましたので、世界の皆さんにご覧いただくきっかけが出来たことはすごくうれしく思います。アジアには他にも良質なドラマがたくさんあると思いますので、今回をきっかけに色々と見ていただけたらいいなと思います。


(世界の人々に作品をどう受け取ってほしいか)
このドラマは素晴らしい才能を持つ脚本家が、日本で起きつつあるかもしれない様々な危機をリアリティーと共に物語にしています。今の日本が持つ空気感のようなものを感じていただければ、きっと楽しんでいただけると思います。


【テッド・バラコス(リード・ミデム社マーケット開発ディレクター)コメント】
MIPTVは、初開催となる「アジアワールドプレミア上映」に関西テレビの『CRISIS』を迎えられることを大変うれしく、光栄に思っております。主演の小栗旬さん、西島秀俊さんのハイクオリティーなこの日本の警察もののドラマシリーズは国際市場にとりわけぴったりな作品です。2017年4月4日、この1時間の「アジアワールドプレミア上映会」は、世界中の番組バイヤーにこれまでにない日本のアクションシリーズを見せる場となるでしょう。


(リアルサウンド編集部)