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F1世界チャンピオンのロズベルグ、ボッタスに「対ルイスの秘訣は教えない」

2017年02月15日 13:32  AUTOSPORT web

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チャンピオン争いの過程で、関係が悪化していったロズベルグとハミルトン
F1王者のニコ・ロズベルグは、バルテリ・ボッタスにメルセデスのルイス・ハミルトンと戦う秘訣を教えるつもりはないと語った。 

 ロズベルグは2016年のタイトルを獲得してチームメイトのハミルトンを打ち負かした5日後に引退した。後任は1年契約でメルセデスに加入するボッタスだ。

 ロズベルクは、ボッタスから話がしたいと言われているが、ハミルトンとの戦いにおいて元ウイリアムズのドライバーを助けるような話をするつもりはないことをほのめかした。

「バルテリはとても才能があるドライバーだよ。チームが彼に良いクルマを与えることができれば、素晴らしい結果を出すことができると思う」と、ロズベルクはロイター通信に語った。

「すぐにでも話し合うことができるかと彼に聞かれていて、もちろん僕は喜んで話をするけど、極めて中立的な立場を守ろうと思っているよ」

「対ルイスの秘訣は一切話さないだろうね。僕ができるのはチームにもっとなじめる方法を教えることくらいかな」


 チームメイトだった4年間で、ロズベルグがチャンピオンシップでハミルトンを制したのはわずか1度である。ボッタスもまた、対ハミルトンの大きな課題に直面するだろうと、ロズベルグは語った。

「僕は彼に『楽に勝てるとは思うな』って言うだろうね。絶対に苦戦する」

「ルイスはずいぶん長くチームにいるし、2017年は新レギュレーションになるなかで、新しいチームに加わることは難しいことだ」

「ルイスは最高のドライバーの1人だよ。だからレベルは非常に高い」

 ロズベルグとハミルトンの2人はカートやジュニアキャリア時代に親しくなったが、メルセデスでともに過ごす間にその関係は悪くなった。

 ロズベルグは、再びハミルトンとの友人関係を築くことに異存はないと認めた。2人はもうライバルではないのだ。

「悲しいことに、戦いは完全に終わったんだ」

「僕達はすでにリラックスした良い時間を過ごしていて、この先の事はわからないけど、僕は彼とまた良い関係を築きたいと思ってるよ」