トム・クルーズを支えた母、80歳で死去

映画『ミッション:インポッシブル』シリーズなどで知られるアメリカの人気俳優トム・クルーズ（54）の母メアリー・リー・サウスさんが、80歳でこの世を去った。その最後は苦しみもなく、眠ったまま安らかにこの世を去ったという。若い頃は特別支援教育の教師だったというメアリーさんは、トムを誰よりインスパイアしたとても大事な存在だった。

子供の頃に両親が離婚したため、「子供時代の生活は決して恵まれたものではなかった」というトム・クルーズ。しかし暴力的な父から離れたトムと母メアリー・リー・サウスさん、きょうだいらは平穏な生活を取り戻し、演技やスポーツにのめり込むトムを母は心から応援してくれたという。

そのメアリーさんが先日、就寝中に息を引き取ったというが、晩年は体調を崩すことも多かったもよう。メアリーさんの告別式はすでに執り行われたが、その場所として選ばれたのは地元のサイエントロジー教会だったという。トムは最愛の母を見送るため、姉ら家族、そして友人達と共に告別式に出席。しかしここにメアリーさんも愛してやまなかったであろう孫スリちゃん（元妻ケイティ・ホームズとの子）、またトムと元妻ニコール・キッドマンの養子達が来ていたかなどは不明だという。

トムが子供時代から演劇に興味を持つよう背を押し、「私が彼の一番の観客だったと思う」と嬉しそうに語っていたメアリーさん。そしてトムはその期待通り立派な俳優になったが、メアリーさんが息子トムの傾倒するサイエントロジーのメンバーになっていたかは不明だと米メディアの一部は報じている。メアリーさんのご冥福を、心よりお祈りしたい。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）