WTCC世界ツーリングカー選手権で4度のチャンピオンに輝いたイバン・ミューラーは、ボルボでのテストは2017年のレースシートに繋がるものではないとコメント。現役復帰の噂を一蹴した。
ミューラーはシトロエンがワークス活動を終了した2016年シーズンの終わりにWTCCからの引退を表明したが、今月初めにポルトガル・ポルティマオで行われたボルボのプライベートテストに参加したと報じられている。
しかし、現在47歳のミューラーはボルボからWTCCへ復帰参戦する可能性はないと語った。
「ここ何日か、自分について書かれた記事をたくさん読んだよ」とミューラー。
「あらゆる憶測に終止符を打つために、昨年の終わりにフルタイムのドライバーとしてのキャリアを終えると発表した。熟考した上での選択だった」
「その決断は、まだ有効だよ」
「ドライバーとして、シリーズにフル参戦するつもりは一切ない。ただ、以前から述べているとおり、気が向いた時にレースへスポット参戦することはあるかもしれないがね」
「しかし、今のところスポット参戦の計画も立てていない」
なお、ミューラー率いるイバン・ミューラー・レーシングは今季ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズへ参戦する。しかし、ミューラー自身がELMSへスポット参戦するかは言及しなかった。
「プロとしての将来については、すでに数カ月前から決めている。時期が来たら、アナウンスするよ」