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嵐 櫻井、NEWS 小山、TOKIO 国分、KAT-TUN 中丸…報道・情報番組で活躍するメンバーの共通点

2017年02月14日 07:03  リアルサウンド

リアルサウンド

 歌やダンスなどの「アイドル業」だけでなく、様々な活動を見せてくれているジャニーズメンバーたち。中でも、最近は情報番組や報道番組のMC・キャスターとして活躍するメンバーが増えてきている。そこで今回は、夜の報道番組と朝の情報番組に出演するジャニーズメンバーの特徴について考えてみたいと思う。


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■夜の報道番組は知性派メンバーが担当?


 ジャニーズメンバーが情報番組・報道番組に出演するきっかけを作ったのは、嵐の櫻井翔だろう。2006年から『NEWS ZERO』(日本テレビ系)の月曜キャスターを務めており、オリンピックキャスターとしても活躍したのは記憶に新しい。そして、その流れを汲んだのがNEWS 小山慶一郎だ。小山は『news every.』(日本テレビ系)のメインキャスターを務め、自らも数々の社会問題を取材するなど、積極的に取り組んでいる。この2人に共通するのは、ずばり「知性」。櫻井は慶應義塾大学、小山は明治大学卒業という学歴を持っているのはもちろんだが、各々グループ内でもMCを仕切ったり、トークを回したりするポジションである。自ずと「しっかりしている」「頭がいい」というイメージがあり、違和感なくキャスターという仕事を務められている。一方で櫻井・小山共に天然な部分もあり、そのギャップがさらなる好印象に繋がっている。結果、好感度の高いキャスターとして番組の顔になれているのではないだろうか。そういった視点で考えると、ゆくゆくは櫻井と同じく慶應義塾大学に入学したSexy Zone 菊池風磨や、関西学院大学を卒業しているジャニーズWEST 中間淳太の活躍などにも期待できそうだ。


■朝の情報番組は爽やかさがポイント


 最近では朝の情報番組へ出演しているメンバーも増えてきている。『白熱ライブビビット』(TBS系)のTOKIO 国分太一・NEWS 加藤シゲアキ、『ZIP!』(日本テレビ系)のTOKIO 山口達也、『週刊ニュースリーダー』(テレビ朝日系)のTOKIO 城島茂、『あさイチ』(NHK総合)のV6 井ノ原快彦、『サタデープラス』(TBS系)の関ジャニ∞ 丸山隆平、『シューイチ』(日本テレビ系)のKAT-TUN 中丸雄一、『めざましテレビ』(フジテレビ系)のHey! Say! JUMP 伊野尾慧……いずれのメンバーもバラエティやドラマなどで幅広い活躍を見せており、視聴者からの認知度も高い。『NEWS ZERO』や『news every.』などの報道番組とは違い、ややフランクな印象がある朝の情報番組。起用されているメンバーを見ると、爽やかなイメージがあるメンバーが多いように感じる。「気軽に見られること」「清々しい気持ちで1日をスタートできること」が求められる情報番組には、爽やかなイメージがあるジャニーズメンバーがうってつけなのだろう。また、番組中、加藤・中丸・伊野尾のコメントの切り口に感心するシーンも少なくない。一方、国分・山口・城島・井ノ原などは経験を積んできたからこそできるコメントとスムーズな番組進行が評価され、視聴者の支持を集めている。報道番組と違い、自身の強みを臨機応変に活かしていけるのが情報番組の良さなのだ。


 以前、小山が自身のラジオ番組内で「中丸くんが言ってた、今の時代ジャニーズでも何かできなきゃいけないって」と話していたことがある。全くその通りで、ジャニーズメンバーたちが活躍の幅を広げているのは、各メンバーが自分の立ち位置を見つめ直しているからこそなのであろう。報道番組・情報番組でのジャニーズメンバーを見ると、自分の強みを考え、新境地を開拓していく努力の痕跡が見えてくるようである。(高橋梓)