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「清水富美加は無責任」という坂上忍にフィフィが猛反論 「精神状態崩したまま仕事しろって酷じゃないですか?」

2017年02月13日 20:02  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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女優・清水富美加さん(22)が芸能界を引退し、出家すると電撃発表した件について、2月13日放送のフジテレビ「バイキング」で生討論が行われた。「仕事を放棄して無責任」とするMCの坂上忍さんに対し、エジプト出身のタレント・フィフィさんがひとり清水さんを擁護、猛反論する場面があった。

坂上「仕事を放棄して無責任な上、事務所批判はひどすぎる」

12日、出家先である幸福の科学の広報と、清水さんの弁護士が記者会見を行った。幸福の科学は、

「事務所に言われた仕事は断れない。ブルマー姿などの仕事は嫌と言ったが聞き入れてもらえなかった」
「当初は歩合制だったが人気がでると月給制になった。睡眠時間3時間で1カ月休みなく働いても月給5万円。ボーナスは支給されなかった」

などと発表した。

それに対して所属事務所であるレブロエンタテイメントも反論会見を開き、

「事実無根。本人が望まない仕事を無理矢理やらせることは断じてない。定期的に面談し、仕事内容とやるやらないも緊密にコミニュニケーションをとりながら伝えており、最終的には本人が決めるスタンスをとっていた」
「仕事量・内容に見合う適切な報酬を、売れ始めてからは仕事に見合うかなり高額な報酬を支払っていた」

と主張。真っ向から対立している。

さらに、「死にたいとマネージャーに言ったが『そんなこと言わないで』と聞き入れてもらえず、思いをため込んだ」という訴えには、「(失敗を悔やむ調子で)それほど重いものと受け止めていなかった」としている。

坂上さんは、まず宗教の自由があることを認めつつ、「仕事を放棄して無責任な上、事務所批判はひどすぎる」と、容認できない姿勢を示した。清水さんの「周囲に迷惑をかけていることは自覚している」という直筆のメッセージに対して、「配慮する気持ちがあるのであれば、いまある仕事をこなしてから。筋を通すべき」などと批判した。

清水さんが新しいツイッターアカウントで「――すり減って行く心を守ってくれようとしたのは事務所じゃなかった」とツイートしたことに対しては、「キッツイな~」と、かなり渋い顔。スタジオのゲストは坂上さんに同調する雰囲気で、「芸能界ではよくあること」「突然仕事を辞めるのは無責任」と清水さんに冷たい反応だった。

「宗教じゃなくて入院した場合でもそう言われちゃうんですか」

それに対して、違和感を訴えたのがフィフィさんだ。「(清水さんの発言は)精神状態がいっぱいいっぱいだったと感じる。居心地がいい場所が宗教しかなかったら、そこに行くしかないと思うし」とした上で、こう疑問を呈した。

「皆さん無責任だって言うけど、精神状態崩したまま次の日仕事来いって、酷じゃないですか?どうしたらいいんですか?」

対して坂上さんは、「出家、引退」という突然有無を言わせないやり方が問題だと指摘。「これを認めたら何でもありってことになっちゃうじゃん、仕事は」と厳しく批判した。

フィフィさんは、「宗教じゃなくて入院した場合でもそう言われちゃうんですか」と食い下がり、一時坂上さんと言い争いのようになった。坂上さんは芸能界の先輩として事務所側の立場で主張しており、清水さんの言い分を信じて擁護するフィフィさんと意見が折り合うはずもなかった。

さらに坂上さんは、しっかりした対応が出来ない人間に対して「俺は擁護する気は一切ないから」と断言。「でも、もしそれも受け入れてもらえていなかったら…」と反論を試みるフィフィさんだったが、「それは『もし』の話でしょ。結果論としては仕事飛ばしちゃってるわけだよ」と坂上さんがかぶせ、司会として議論に幕を引いた。フィフィさんのツイッターには、その後多くの視聴者から応援コメントが寄せられていた。

芸能界を舞台にしたブラック労働問題ともいえるこの話題、双方の主張が大きく食い違っているため、いまのところどちらが正しいと断言することは難しい。宗教が関わっていることで問題がさらにややこしくもなっている。今後、清水さんは宗教家として24時間(幸福の科学の)専属で活動していくという。

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