トップへ

ホンダ、国内二輪モータースポーツ参戦体制を発表。新型CBR1000RR導入へ

2017年02月13日 19:52  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

発表会の様子
ホンダは2月13日、東京・青山のホンダウエルカムプラザで2017年のモータースポーツ体制発表会を開催し、国内の二輪モータースポーツ参戦体制を発表した。

 発表会では、全日本ロードレース選手権(JRR)、全日本モトクロス選手権(JMX)、全日本トライアル選手権(JTR)の3カテゴリーへの参戦体制が発表された。

 全日本ロードの最高峰クラス、JSB1000クラスには昨年10月開催のインターモトで発表された新型CBR1000RR SP2をベースにしたマシンで参戦する。発表会では参戦する5チームのライダーが発表された。

 MuSASHi RT ハルク・プロからはHRC契約ライダーの高橋巧が、au&テルル・コハラRTからは秋吉耕佑が継続で参戦。F.C.C.TSRホンダは、世界耐久選手権(EWC)に参戦するアラン・テシェを起用し、全日本ロードにスポット参戦する。なお、TSRホンダがどのタイミングで参戦を開始するかは未定だ。

 昨年ホンダ勢で唯一優勝を果たした山口辰也は、第2戦と第3戦はホンダ・ドリーム・レーシングの名前で参戦。第4戦から最終戦まではTOHOレーシングとして参戦するという。山口は2002年から2006年までホンダ・ドリーム・レーシングから参戦していた経験があり、今シーズンの2戦は11年ぶりに古巣からの参戦となる。

 モリワキ・モチュール・レーシングからは高橋裕紀に加え、鈴鹿8時間耐久レースなどで優勝経験を持つ清成龍一が参戦。メインスポンサーにモチュールを迎え、タイヤはピレリを使用して全日本ロードに挑む。

 全日本モトクロスでは、ワークスチームの『チームHRC』から参戦するライダーを発表。450ccのマシンで争うIA1クラスには、2016年のチャンピオン、成田亮に加え、モトクロス世界選手権のMXGPクラスへの参戦経験を持つ山本鯨の2名で連覇を狙う。使用する車両はワークスマシンの『CRF450RW』だ。

 全日本トライアルでは、IASクラスに参戦するHRCクラブ・ミタニの体制を発表。HRC・クラブ・ミタニは、昨年、自身6度目のチャンピオンを獲得したHRC契約ライダー、小川友幸を起用し、5年連続7回目のチャンピオン獲得に挑む。マシンは『RTL300R』を使用する。

 そのほか、主な参戦体制については以下の通り。

■全日本ロードレース選手権(J-GP2)
チーム名/マシン/ライダー
チーム・タロウ・プラス・ワン/HP6/関口太郎
MuSASHi RTハルク・プロ/HP6q/水野涼
モトバム・ホンダ/CBR600RR/榎戸育寛
チーム髙武・RSC/MD600/岩戸亮介
チーム髙武・RSC/MD600/作本輝介

■全日本ロードレース選手権(ST600)
チーム名/マシン/ライダー
ミストレーサ・RT・ハルク・プロ/CBR600RR/名越哲平

■全日本モトクロス選手権(IA1)
チーム名/マシン/ライダー
チーム・ナカキ・ホンダ/CRF450R/田中雅己
チーム・887・ウィズ・ホンダドリームカワサキミヤマエ/CRF450R/馬場大貴
チーム・サクライ・ウィズ・ワキ・レーシング/CRF450R/長門健一
T.E.スポーツ/CRF450R/大塚 豪太

■全日本モトクロス選手権(IA2)
チーム名/マシン/ライダー
チーム・イトモ/CRF250R/小川孝平
N.R.T/CRF250R/古賀太基
N.R.T/CRF250R/横澤拓夢
チーム・コウサカ/CRF250R/道脇右京
チーム・ハマー/CRF250R/鈴村 英喜
チーム・ハマー/CRF250R/大城魁之輔

■全日本モトクロス選手権(Lady's Class)
チーム名/マシン/ライダー
チーム・ハマー/CRF150R/竹内優菜
T.E.スポーツ/CRF150R/畑尾樹璃
チーム・イトモ/CRF150R/勝股七海