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「若手デザイナーの可能性が広がるイベントに」福岡ファッションビルがショー開催

2017年02月11日 20:33  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

またどまーじゅ Image by: FASHIONSNAP
福岡ファッションビル(FFB)が、福岡のファッション業界の活性化・若手ファッションブランド支援を目的としたファッションショー「Revo×Labo Fukuoka」を初開催した。近年ファッションに力を入れている福岡市が後援したイベントで、会場では福岡を拠点に活動する「デコード(DE:CODE)」「和洋折衷」「またどまーじゅ」の新進3ブランドがコレクションを披露。バイヤーやメディア関係者、顧客など300名を超える来場者が観覧した。

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 ショーでは、「ミリタリー×アニメ」をテーマにフライト帽をイメージして作ったという"うささみ"など古着をリメイクしたデコード、東京のストリートから着想を得てデザインした和洋折衷、「超平和」をテーマにデコラティブなアイテムを披露した「またどまーじゅ」の順にコレクションを発表。終了後、福岡を拠点に活動する理由について聞かれ、デコードのKazuki Yamadaは「東京と比べ、トレンドの流れが遅いことがメリットでもありデメリットでもある」とコメント。またどまーじゅの内野陽介は「自分のペースでクリエーションすることができる」と語った。
 卸センターとして運営されてきた福岡ファッションビルは、今回ファッションビルとしての機能を確立するため、若い世代を取り込む施策として「Revo×Labo Fukuoka」を実施。3月1日から3月17日の期間、福岡パルコ本館2階のWALLに3ブランドの商品が販売される期間限定ショップを出店することで、継続的に若手のサポートをしていく。福岡ファッションビルの代表取締役 本田義博は「オフィスレンタルの需要が高まっているが、あくまでファッションビルとして事業展開していきたいという思いから今回イベントを企画した」と語り、次回開催についても意欲を見せた。