展覧会『ニューヨークが生んだ伝説 写真家ソール・ライター展』が、4月29日から東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催される。
1940年代からアメリカ・ニューヨークを拠点に活動し、2013年に逝去した写真家のソール・ライター。『Harper's BAZAAR』『ELLE』『VOGUE』といったファッション誌の表紙を手掛けたのち、1981年に自らの商業写真スタジオを閉じた。2006年にドイツのシュタイデル社によって未発表の個人的な写真などを収めた作品集『Early Color』が刊行された。
同展ではソール・ライター財団が所蔵する作品と資料200点超を展示。1948年に制作を開始したというカラー写真に加え、モノクロ写真、自身の手による絵画作品などから、「カラー写真のパイオニア」と称されるライターの創作を辿る。
なお同展の開催にあわせて、東京・渋谷のBunkamura ル・シネマでは写真をテーマにした映画作品を上映。ライターの半生に迫った2012年制作のドキュメンタリー映画『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』や、『Don't Blink ロバート・フランクの写した時代』『メットガラ ドレスをまとった美術館』が上映される予定だ。