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インディカー公式テストがスタート。アンドレッティ移籍の琢磨も好発進

2017年02月11日 18:32  AUTOSPORT web

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アンドレッティ・オートスポートに移籍し、インディカー8シーズン目に挑む佐藤琢磨。26号車で初走行を行う。
2017年シーズン初となるインディカー・オープンテストがフェニックス・レースウェイで10日から行われ、初日はチーム・ペンスキーに移籍したジョセフ・ニューガーデンがトップタイムをマークした。アンドレッティ・オートスポートから8年目のインディカーに挑む佐藤琢磨は、7番手と上々のスタートを切っている。

 1.022マイルのショートオーバルで行われた2017年シーズン最初の公式テストには、21台が参加し、初日は日中と日が暮れてからの2回の走行が行われた。



 最初のセッションでは、名門ペンスキーに移籍したニューガーデンがひとり190mphに入る速さを見せトップを奪った。2番手にはオーナードライバーのエド・カーペンター。3番手にウィル・パワー(チーム・ペンスキー)、4番手にレギュラーシートを久しぶりにゲットしたJR.ヒルデブランド(エド・カーペンター・レーシング)とシボレー勢が上位に。

 ホンダ勢トップは、インディ500ウイナーのアレクサンダー・ロッシの5番手。マルコ・アンドレッティが6番手、そして今シーズンは26号車で挑む佐藤琢磨は7番手となった。



 ナイトセッションでは、逆にホンダ勢が上位を独占。マルコがトップタイムをマーク。2番手にグラハム・レイホール(RLLR)、琢磨はタイムを上げ3番手に入った。

 ホンダエンジンにスイッチしたチップ・ガナッシ勢も昼のセッションよりタイムを更新させ、スコット・ディクソンが4番手、チャーリー・キンボールが6番手となった。

「今日はかなりいいスタートを切ったと思う。クルマは初めから本当に素晴らしく、僕たちは多くのことをする必要がなかったね。自分たちのプログラムに普通に入り、簡単にスタートすることができたよ」と初日トップとなったニューガーデンはコメント。



 8年目のインディカーに挑む佐藤琢磨は、「とても幸せな一日だったと思います。5カ月以上もクルマから離れていたし、5カ月は長いと感じていました。しかし、チームを移籍し、学ぶこともたくさんあり、アンドレッティのショップに行き、エンジニアなどたくさんのスタッフにも会いました。ワンクリックするようにクルマに乗り込むことができて、僕は幸せだし、3人の強力なチームメイトたちが初めのセッションではうまく助けてくれました」とコメントしている。

 インディカー公式テストは11日も2回の走行セッションが予定されている。