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松坂屋が蒐集した時代衣装120点を海外初公開 パリで展覧会を開催

2017年02月11日 16:33  Fashionsnap.com

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コシノジュンコ展示作品 Image by: (C) JUNKO KOSHINO
松坂屋が蒐集した着物などの「松坂屋コレクション」を公開する展覧会「着物・オ・ボヌール・デ・ダム展(Kimono, au bonheur des dames 展)」が、フランス国立ギメ東洋美術館で開催される。会期は2月22日から5月22日まで。アーティスティックアドバイザーとしてコシノジュンコが会場全体の演出を担当する。

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 松坂屋は、1931年から1939年までの期間に染織工芸家や骨董専門店、個人の収集家などから小袖、能装束、振袖、帷子、陣羽織といった時代衣装を購入したほか、雛形本や能面、屏風、鎧、兜などを収集。2010年には伝統と文化の継承を目的にJ.フロント史料館を設立した。現在は、収蔵品の大部分を「松坂屋コレクション」としてJ.フロント史料館と名古屋市博物館が所蔵。展覧会では、約5,000点の所蔵品の中から海外で初公開となる120点を展示する。導入部で松坂屋上野店が描かれた浮世絵などを通じて松坂屋の歴史に触れ、第2部と第3部では江戸から明治にかけての着物の変遷を紹介。終盤では、コシノジュンコをはじめ、高田賢三や川久保玲、ジョン・ガリアーノ、ジャンポール・ゴルチエ、イヴ・サンローランら着物に影響を受けた現代モードのデザイナーの作品が展示される。
■着物・オ・ボヌール・デ・ダム展(Kimono, au bonheur des dames 展)会場:フランス国立ギメ東洋美術館会期:2017年2月22日(水)~5月22日(月)公式サイト