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グラミー賞授賞式 過去最悪の珍スピーチの内容はコレだ!

2017年02月10日 23:43  Techinsight Japan

Techinsight Japan

パール・ジャム、伝説のスピーチとは?(出典:https://www.instagram.com/pearljam)
音楽業界の大変優れたクリエイター達を讃えるグラミー賞授賞式。この賞獲得を夢見て成功を目指すミュージシャンも多い中、ある年授賞式に参加した人気バンド「パール・ジャム」の反応は「は?」。受賞バンドとしてスピーチをするべくマイクの前に立ったものの、受賞を予期していなかったのか全く準備が出来ておらず、栄えある賞の勝者とは思えぬスピーチで世界を驚かせた。そのスピーチから、早くも21年。今年もグラミー賞授賞式が迫る中、その内容を改めて振り返ってみたい。

1996年のこと、第38回グラミー賞授賞式には多くのミュージシャンが姿を現し各賞受賞者の発表に胸を高鳴らせていた。そんな中、楽曲『Spin The Black Circle』を高く評価された人気ロックバンド「パール・ジャム」は「最優秀ハードロック・パフォーマンス賞」を見事獲得。フロントマンのエディ・ヴェダーがまずマイクの前に立ったものの、まさか自分達が受賞するとは思ってもいなかったらしく、非常に困惑した様子をみせた。

しかしエディは喋らぬわけにもいかず、こめかみを掻き目を白黒させながらこうブツブツと話し始めた。

「俺達は、ここにリラックスしに来ただけなんだ。ショーが観たかっただけだったのに…。」

またエディは会場の方にもまともに顔向けできず、困り果てた様子でこう続けている。

「なんかこう、いかにも俺ってことを言うよ…。メンバーを代表してね。」
「だけど、この意味が分かんねえな。何の意味もないと俺は思うんだよ。ま、俺はそう思うってこと。」

ここで会場からは笑いが少し起こったが、それでもエディは表情を変えずブツブツと呟くのみ。そして最後に「もう飽きた」という表情で「ま、ありがとってことかな」と述べて無表情のままスピーチを交代した。

ものすごくインパクトの強いスピーチを、ほとんど感謝の言葉もなく披露したエディ。あれから21年が経過するが、このスピーチは今後もきっと長く語り継がれていくことだろう。

出典:https://www.instagram.com/pearljam
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)